ジム・カミンズ(Jim Cummins)の理論と日本の第二言語教育 - Togetter 先日、バイリンガル教育の理論的基礎を築いた心理学者ジム・カミンズ氏(Jim Cummins)が来日し、ツイッター上でも氏の理論に関する議論が盛んに行われています。 英語教育でも、カミンズ氏の重要な言語能力理論(例えば、二言語相互依存仮説やBICS/CALPの区別)はしばしば引用されます。しかし、彼の理論を日本の英語教育者はあまり適切に理解していないのではないかという懸念を私は以前から持っています。以下、その点について実際の論文に則して論じたいと思います。 (なお、私の専門は教育社会学で教育心理学ではありません。思い違い等あるかもしれませんので、気が付いた方はぜひご指摘をお願いします)*1 ジム・カミンズ氏の過去の著作をまとめたAn Introductory Reader to the Writings