もはやエアコンは、世界中で生活に欠かせないインフラとなっている。今後は、人口増加や開発途上国の経済発展により、エアコンの稼働台数はますます増えると予想されている。そこで懸念されているのが、地球温暖化などの環境問題だ。そのような中で、人々のニーズと環境対応の両立を図る技術的なソリューションとして、エネルギー効率の高いインバーターエアコンに対する期待が高まっている。 世界の人口は2019年の約77億人から、50年には約97億人へと約20億人増えると予想されている。一方、開発途上国では経済発展が加速し、エネルギー消費量が大幅に増加することが見込まれている。 そのため今後、世界的にエネルギー需給が逼迫すると懸念されており、また地球温暖化による環境負荷などへの対応のためにも、エネルギー消費量を減らす必要性が急速に高まっている。 エネルギーを多く消費し、環境負荷が高いものの1つに、エアコンがある。日本