「国境なき医師団」としてコンゴ民主共和国にいた英国人医師が、携帯メールの指示を頼りに、執刀したことのない腕の切断手術を成功させた。(参考:CNN.co.jpの記事 / 本家/.記事) コンゴに滞在していたデイビッド・ノット医師のもとに先月、肩から15cmを残して腕がちぎれてしまった患者が運びこまれてきた。ノット医師の専門は血液関連の分野だったが、患者はきちんとした切断手術を行わなければ余命2~3日というところだったため、切断手術の経験が豊富な英国の同僚医師にメールを送り手術の指示を仰いだ。同僚医師は手術の手順をメールに10段階に分けて説明し、それを基にノット医師は手術を執刀、無事成功させたとのこと。 手術は鎖骨や肩甲骨を取り除く必要もある複雑なもので、大量の出血も伴うこともあり、通常の場合術後には集中治療室でのケアも必要となる。ノット医師には簡単な手術設備と500ccの輸血しかなかったが、