地球上の生物界で圧倒的大多数を占めるのは虫である。推定によれば、地上には最大3000万の昆虫種、個体で考えれば1000京匹が存在するという。 ゆえに学校で生物学的な作用や多様性について教えようと思えば、虫は欠かすことのできない題材となる。 にもかかわらず、アメリカの最新研究によると、初歩の生物の教科書に昆虫が載っていないという愕然とする事態が進んでいるという。 昆虫は食物連鎖から病気まで、さまざま分野で決定的に重要な役割を果たしているというのに、初歩の生物の教科書でこれを扱っているのはたったの0.6パーセント未満でしかないという。