ブドウ「シャインマスカット」の開花異常(未開花症)に関する本紙「農家の特報班」(のうとく)の記事を受け、読者からLINEで多数の情報が寄せられている。周囲での発生状況や原因の推測、自身が実践する対策などの投稿が相次ぎ、本紙調査の対象外だった滋賀県の農家からも発生の報告があった。 シャインの開花異常は、5、6月の開花時期になっても、雌しべと雄しべを覆う「花冠」が外れないことを指す。花が落ちたり果実がいびつになったりして収量や品質の低下をもたらすが、原因は不明。のうとくの調査で主産23道府県のうち15県で過去に発生していたことが分かり、本紙は6日付で報じた。 長野県中野市の農家からは「周辺農家に聞くと、短梢剪定(たんしょうせんてい)で発生しているように感じる」との報告がのうとくに届いた。自身は中梢剪定をしており、これまで未開花症を確認したことがないという。<下に続く> 山梨県内での発生情報を集