グルジアの首都トビリシ(Tbilisi)から約120キロのアハルカラキ(Akhalkalaki)で、戦車の砲身に覆いを被せるロシア軍兵士(2006年5月15日撮影)。(c)AFP/VANO SHLAMOV 【4月30日 AFP】ロシア国防省は29日、グルジア政府が独立を主張するアブハジア(Abkhazia)自治共和国と南オセチア(South Ossetia)自治州付近に軍を集結させ「挑発的動き」をしているとし、これに対応するため両紛争地域に派遣しているロシア軍の平和維持部隊を増強すると発表した。国営ロシア通信(RIA Novosti)が伝えた。 ロシア政府は、90年代に両地域がグルジアからの分離独立とロシアとの関係強化を求め、グルジア軍との紛争が勃発(ぼっぱつ)した後、グルジア政府との合意に基づき、両地域に平和維持部隊を駐留させている。ロシア政府は、両地域の住民に対し、ロシアの市民権を取得