日本最大の指定暴力団「山口組」が分裂してまもなく3年。その後も分裂を繰り返し、いまも抗争状態が続く。一方で、暴力団員による「食料品の集団万引き」、「はらこを狙ったサケ泥棒」、「拳銃を担保に借金」など、これまで考えられなかった事件が全国で相次いでいる。背景には、暴対法・暴廃条例など、警察の取締りの強化によって用心棒代などの従来型の資金源を断たれ、生活費にも困窮した暴力団員が“荒手”の犯罪に手を染めている実態がある。そうした中、警察が危機感を強めているのが、切羽詰まった組員らが組織=「代紋」の枠組みを超えて資金源を獲得しようという犯罪だ。一般市民へのさらなる脅威となっている “貧困暴力団”による事件を追い、その対策を考える。
名門校出身者たちを目の当たりにして 教育と格差の問題といえば、しばしば話題にのぼるのが東大生の親の年収である。2014年の調査によれば、東大生の育った家庭の半数強が、年収950万円以上の比較的裕福な家庭だという。 ここで問題視されているのは、階級の固定化である。つまり、裕福な家庭は多額の教育費を支払うことができるので、子供は高学歴化する傾向にある。学歴と収入は比例することが多い。結果的に、金持ちの家系はいつまでも金持ちだし、逆に貧乏人はいつまでも貧乏から抜け出せない――という問題だ。 だが、こうした問題提起に出くわすたび、いつも「ある視点」が欠けていると私は感じる。それは都市と地方の格差、地域格差である。 田舎者は、田舎に住んでいるというだけで、想像以上のハンディを背負わされている。 あらかじめ、どんな地域で育ったどんな人物がこの記事を書いているのか、簡単に紹介しておこう。 私は高校時代ま
I’m James Bridle. I’m a writer and artist concerned with technology and culture. I usually write on my own blog, but frankly I don’t want what I’m talking about here anywhere near my own site. Please be advised: this essay describes disturbing things and links to disturbing graphic and video content. You don’t have to read it, and are advised to take caution exploring further. As someone who grew
「はしごの下にいるんだよ。それ以外におれたちが誰なのかをはっきりさせる言葉があるのか。おれたちははしごの下にいて、食うや食わず、それだけさ。おれたちのための言葉なんてない。はしごの下には工員がいて……やがて上に上がっていく。でも、おれたちは?失業者じゃない、工員じゃない、何でもない、存在しないんだよ!社会の乞食だ。それがすべてさ。何者でもないんだ!」(工場勤務歴20年以上の41歳RMI受給者の語り) セルジュ・ポーガム『貧困の基本形態』終章の冒頭に掲げられたエピグラフ 10/22に現代フランスを代表する社会学者であり、貧困の社会学で有名なセルジュ・ポーガム教授の講演に行きました。講演のタイトルは「貧困の基本形態 日本的特殊性の有無について」となっており、今年日本語訳された『貧困の基本形態』のタイトルをそのまま掲げつつ、さらに日本の貧困についても語ることが期待されました。 日仏会館フランス事
There are a lot of advantages to earning more money, but getting a good night’s sleep may not be one of them. It turns out that, in general, the more money people make, the less they sleep. That’s been true for decades in the United States, and in other countries as well. On average, adults earning the highest incomes — around $98,000 for a family of four — sleep 40 minutes less than people in the
“AV出演”を報道された日経記者は話題の書『「AV女優」の社会学』著者だった 「文春」に“AV女優歴”を暴かれた元日経記者・鈴木涼美が緊急寄稿! 「日経新聞記者はAV女優だった! 70本以上出演で父は有名哲学者」 「週刊文春」(文藝春秋)10月9日号にこんな記事が掲載された。だが、これは日経記者が過去にこっそりAVに出演していたというだけの話ではなかった。 実はこの記者は、「鈴木涼美」の名で昨年6月に『「AV女優」の社会学』(青土社)という本を上梓している社会学者でもある。同書は、彼女が東大大学院時代に実施したAV業界周辺へのフィールドワークを元とする修士論文に加筆・修正したもので、小熊英二や北田暁大からも激賞された。 現在は日経を退社しているが、その理由はAV出演をすっぱ抜かれたためではない。「文筆業との両立に時間的/立場的にやや無理が生じたため」と彼女は語る。 今回の「文春」にかぎらず
1957年生まれ。86年東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。東京学芸大学教授などを経て、2008年より現職。専門は家族社会学。『パラサイト・シングルの時代』(筑摩書房、1999年)『希望格差社会』(筑摩書房、2004年)『新平等社会』(文藝春秋、2006年)『なぜ日本は若者に冷たいのか』(東洋経済新報社、2013年)『「家族」難民』(朝日新聞出版、2014年)など著書多数。 日本の格差を考える 仏経済学者トマ・ピケティ氏の著書『21世紀の資本論』の英訳版が米国で発売されるやいなや、大ベストセラーとなり話題だ。翻って、日本でも格差は拡大しているのか?『希望格差社会』など多くの著書で知られる山田昌弘・中央大学教授に聞いた。 バックナンバー一覧 今年3月、仏経済学者トマ・ピケティ氏の著書『21世紀の資本論』の英訳版が米国で発売されるやいなや、700ページ近い大著にも関わらず大ベストセ
ベルギー・ブリュッセル(CNN) ベルギー下院は13日、18歳未満の子どもにも安楽死を認める法案を86対12(棄権12)の賛成多数で可決した。 法案は昨年11月に上院を通過しており、国王の署名を経て成立する。 ベルギーでは2002年に成人の安楽死を認める法律が成立。当初の法案では未成年も対象となっていたが、政治的理由で先送りされた経緯がある。 今回の法案は、安楽死の意味を理解でき、保護者の同意があるといった条件を満たした場合にのみ、18歳未満の未成年者にも「死ぬ権利」を認めるというものだ。 だが法案に対しては、強い批判の声も出ている。13日には175人の小児科医が連盟で、さらなる検討を求める公開書簡を発表した。 この公開書簡では、法案は「存在しない要求に応える」もので、終末期の子どもの親が自発的な安楽死を求める例などめったにないとし、医学の進歩によって効果的な緩和ケアが可能になった今、終末
率直、消費者金融って嫌われてますよね。 先日も『『お金の取り立て』は誰の元にやってくるのかを考えれば、消費者金融なんて怖くない』という記事を書いたら、消費者金融が死ぬほど嫌いな人たちにいろいろと書かれました。 まぁその気持ち、わからないでもないんですけど、なぜに消費者金融ってそんなに嫌われているんでしょうか、ちょうど良い機会なので、ちょっと考えてみました(下記がその一覧)。 金利が法外に高いと思われている。 取り立てがエグいと思われている。 自己破産の元凶だと思われている。 なんか社会的に許せない。 消費者金融とヤミ金を同じだと思っている。 たぶんこんな感じだと思いますが、他にもあれば是非、教えてください。 個人的に言わせてもらえば良心的なんですよ: では、実際の消費者金融とはどんな存在なのか?これを説明するためにはまず、みなさんの中にある誤解を解くところからはじめなくてはいけません。 消
課題のフィールドワークを終えた後、再び拝島駅周辺の飲み屋街を訪れた松山彩音さん=11日、東京都昭島市居酒屋でのフィールドワークについて報告する学生たち=東京都国立市の一橋大 【仲村和代】1人で居酒屋に行く――。これが一橋大学の大学院の宿題だ。赤ちょうちんを都市の文化空間とみなした、れっきとしたフィールドワーク。学生たちにとっては、異文化との出会いの場でもある。 6月下旬の日中、東京都昭島市。同大学院修士課程1年の松山彩音さん(23)は、西武拝島線拝島駅前で居酒屋を探していた。 殺風景なビルの1階で、赤ちょうちんを発見。引き戸のガラス戸越しに、カウンターで飲む人たちの声が聞こえた。近隣の店より際だって地味な店構えだ。 「常連客ばかりに違いない。ここにしよう」 そう心に決めたが、居酒屋に1人で入るのは初めて。20分ほど店の前をうろうろした末、思い切ってのれんをくぐった。 「自分の感
いやー面白い。心理学、社会学、哲学を往復して現代の社会構造と若者の心理と問題を鳥肌が立つくらい綺麗〜に洗い出した一冊。なぜ腐女子が増えるのか、引きこもりは本当にわれわれが想像しているとおりのキャラなのか、イケダハヤト氏や家入氏はなぜ生まれたかなど、これが答えであるとしか思えない内容が書かれている。 ポストモラトリアム時代の若者たち (社会的排除を超えて)posted with amazlet at 13.06.01村澤 和多里 山尾 貴則 村澤 真保呂 世界思想社 売り上げランキング: 198,183 Amazon.co.jpで詳細を見る 本書、「ポストモラトリアム時代の若者たち」は、さまざまな社会背景の下、<モラトリアム>を自由に謳歌できなくなった若者たちの心理、環境、事例をあつかったもの。ちゃんと若者論3原則に則りながら、現在の若者について、教育や就職、価値観やヒエラルキー、心理的葛藤
真木悠介樹の塾掲示板 【新しい本のお知らせ2つ】(2019.10.20、10.26 小改訂) 1.『超高層のバベル 見田宗介対話集』(講談社) 対話の相手が面白い人がそろっているので、とても刺激的な本になったと思います。目次を記しておきます。 1 河合隼雄+ 超高層のバベル 2 大岡昇平+ 戦後日本をふりかえる 3 吉本隆明+ 根柢を問いつづける存在 4 石牟礼道子+ 前の世の眼。この生の海。 5 廣松渉+ 現代社会の存立構造 6 黒井千次+ 日常の中の熱狂とニヒル 7 山田太一+ 母子関係と日本社会 8 三浦展+ 若い世代の精神変容 9 藤原帰一+ 二一世紀世界の構図 10 津島佑子+ 人間はどこへゆくのか 11 加藤典洋+ 現代社会論/比較社会学を再照射する 交響空間 あとがきに 見田宗介 2.『戦後思想の到達点/柄谷行人、自身を語る/見田宗介、自身を語る』 〈戦後思想のエッセン
お知らせ 一覧 2018年12月03日 フィギュアスケート特集をオープンしました 2018年11月15日 冬講座、全14教室で受付中 2018年09月19日 特集「年賀状&Xmasカード」オープン 2018年08月30日 世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」に関連した講座を特集しました 2018年08月30日 朝日新聞創刊140周年記念「司馬遼太郎連続講座」 2018年07月10日 首都圏、大阪、九州の各本部で社員(新卒・社会人)を募集します 2018年05月21日 東博の特別展にちなみ、縄文時代に関連した講座を特集しました 2018年03月23日 特集「皇位継承」をオープンしました 2018年01月31日 受講申し込みなど一部ページをリニューアル 2018年01月19日 小説講座の根本昌夫さん指導の2人に芥川賞
メディアで一方向の情報が流れているため、考えの材料として。説明4点。1私は原発の村おこしを、賛同はしません。が対案はありません。2Y候補について、過激派としてますが未確認でこの言及はよくないこと。現地・山口の方はみんな言っていること。周知の話で政治家であるY氏に説明責任は出ているのでは。3私は対話を進めようとした動きを応援しY氏の行動に疑問を持っているので、バイアスのかかった情報かもしれません。4・地方自治はその住民を尊重するべきで、責任のない外部はあまり関わるべきではない。原発にもの申すなら、別責任で。今、上関は外によって混乱させられているとしか思えないのです。
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