父である前国王が提唱した、国民の精神や文化面の幸福度を追求する「国民総幸福量」の概念を受け継ぎ、世界一幸せな国づくりを目指す。端正なマスクと気さくな人柄で国内外で絶大な人気を集める。 ブータンで初等教育を受けた後、米国の大学を卒業。英オックスフォード大にも留学した。その後は皇太子として国内の文化、教育事業などに取り組んだ。 2006年12月の譲位から実質的に国王としての経験を積む。前国王が推進した民主化をさらに進めることを使命と位置付け、国内各地を精力的に訪問。「国家の発展に教育が不可欠」と、持論である教育の重要性を事あるたびに訴える。 皇太子時代の06年6月に訪問したタイでは「理想の男性」としてタイ女性にセンセーションを巻き起こすほどの人気となり、連日メディアに取り上げられた。 ブータンでもその一挙手一投足が注目され、国民の目下の関心事は将来のお妃(きさき)選び。バスケットボールやトレッ