新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、外出自粛などを繰り返し呼びかけた北海道の鈴木知事。2月ごろからテレビで流れた記者会見の映像で、鈴木知事の背後に書かれている「ウポポイ」ということばに「何のことだろう?」と気になった人もいるのではないでしょうか。「ウポポイ」は、実は北海道にできた大切な施設の愛称。アイヌ文化の発信や、観光を盛り上げる意味で地元の期待も大きいんです。苫小牧支局の中尾絢一記者、教えてください! ※4月24日のオープンは延期されています。 ウポポイは、アイヌ文化を復興・発展させるための国立施設です。正式には「民族共生象徴空間」といいます。政府が北海道白老町に約200億円をかけて整備しました。森や湖など豊かな自然が広がる約10ヘクタールの広大な敷地の中に、アイヌ民族博物館、古式舞踊が披露される体験交流ホール、伝統家屋「チセ」を再現した集落「コタン」などがあります。愛称のウポポイ