廃棄物処理大手タケエイの子会社、津軽バイオマスエナジー(青森県平川市)が同市に建設していた青森県内初の木質バイオマス発電所が完成した。11月から営業運転を始める。発電出力は6250キロワットで、平川市の世帯数を上回る一般家庭1万4千世帯分の電力を賄えるという。完成した平川発電所は津軽地域で
産業廃棄物処理業の現場を見学する機会を得た。 訪れたのは仙台環境開発株式会社。東北・関東一円の、主に建設関連廃材を扱うリサイクル業者である。とくに木屑の再資源化に力を入れていて、建設廃材やボードなどをチップ化して燃料やオガ粉などを製造していた。 産廃処理と聞くと、残念ながら負のイメージが強い。中間処理や最終処理の問題にかかわって、ダイオキシンの発生や重金属の地下水汚染など環境問題のほか、不法投棄のような事件のニュースが多く出ているからだろう。 しかし現場を訪れると、木質系、石膏ボード、プラスチック、セメント……と細かな分別を繰り返し、人の手によるピックアップまで含めて、ここまで行っているのかと頭が下がる思いがした。そのうえで最大限に再資源化に取り組んでいる。その過程のチェックも厳しく行われていた。 産廃業は、現代社会において静脈産業として欠かせないのだ。 手作業の分別ところで、このところ森
近畿で新設されるバイオマス発電施設が燃料確保に知恵を絞っている。木質バイオマス発電は温暖化ガス削減や林業再生の面から注目が集まるが、発電所が相次いで建設される中、林業の人手不足などで間伐材など燃料供給の不安が広がり始めているためだ。製紙用と競合するため価格が上昇傾向にあり、本来燃料用ではない木材が燃料に使われている例もあるという。未利用木質バイオマス発電の1キロワット時当たりの買い取り価格は3
水素と燃料電池で小型バイオマス発電、廃熱回収で総合効率70%を目指す:自然エネルギー(1/2 ページ) 北海道電力と北電総合設計が木質バイオマスを活用したユニークな高効率発電技術の実証を開始する。木質バイオマスから得たガスを改質して「水素」を生成し、燃料電池で発電する仕組みだ。燃料電池の廃熱をガス化に活用して効率を高め、総合エネルギー効率70%以上を目指す。 北海道電力と同社のグループ企業である北電総合設計は地域に根ざした再生可能エネルギーの導入拡大に向け、2016年度から「小規模木質バイオマス発電実証事業」を開始する。北電総合設計が東京大学、日本森林技術協会と共同で林野庁の補助事業へ応募し実施する事業だ。 一般的な木質バイオマス発電の多くは石炭火力発電と同様に蒸気タービン式の発電システムを採用している。しかし設備が小規模になると発電効率が低下するという課題があり、木質バイオマス発電市場の
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