昨年4月の宮崎市議選で政治団体代表「スーパークレイジー君」として初当選し、知人女性への不同意性交致傷罪に問われた元市議西本誠被告(37)の裁判員裁判で、宮崎地裁は24日、懲役4年6月(求刑懲役7年)の判決を言い渡した。 船戸宏之裁判長は判決理由で、性的暴行は未遂だったとした上で「叫んで抵抗する女性の意思を制圧し、執拗(しつよう)にわいせつ行為に及んだ」と指摘。一定の社会的制裁を受けたなどとして、法定刑下限の懲役6年から酌量減軽した一方「執行猶予に相当する軽い事案ではない」と述べた。 16日の初公判で起訴内容を認めていた。今年2月に市議を辞職した。 判決によると、昨年9月3日、宮崎市のホテルに連れ込んだ知人女性を押し倒し、馬乗りになるなどした上、性的暴行をしようとし、左手に約3週間のけがを負わせた。(共同)