今回は、米紙「ニューヨーク・タイムズ」の、 「複雑なヒロイン」を描く日本アニメに関する特集記事から。 今年6月に紙面にも掲載している記事なのですが、 よほど反響が大きかったのか、今日になって、 フェイスブックのトップページで改めて紹介しています。 早速ですが以下が要点です。 「映画における女性の描写をめぐる議論が広がっている昨今だが、 日本のトップアニメーターたちは長年にわたり、 アメリカのアニメーターたちよりも重層的で、 複雑な女性のヒーローたちを生み出してきた。 彼女たちには強さや才能だけではなく、 欠点や弱さ、怒りなども抱えているのだ。 例えば「竜とそばかすの姫」の主人公すずは、 亡くなった母親を偲ぶ一方で、 川で溺れていた名前も知らない子供を助けるために、 自分の命を犠牲にした母親に対して怒りも抱えている。 アメリカのヒーローの場合、いなくなった両親に対し、 思慕の念を覚える事はあ