ギザの大スフィンクスは一枚岩で作られた地上で最も大きな石像のひとつと考えられている/Cris Bouroncle/AFP/Getty Images (CNN) 40年以上前、宇宙科学者であり世界各地の砂漠で現地調査を実施したことで知られる地質学者のファルーク・エルバズ氏は、古代エジプト人がギザの大スフィンクスの表面に彫刻を施す前に、風が大スフィンクスの形成に大きな役割を果たしたと理論づけた。 米ニューヨーク大学のニュースリリースによると、今回行われた新たな研究で、エルバズ氏の理論が真実である可能性が高いことを示唆する証拠が提示されたという。 ニューヨーク大学応用数学研究所の科学者チームは、石灰岩でできた大スフィンクスが建てられたと考えられる約4500年前の地形の条件を再現。風が岩石層にどのように作用したかを調査する実験を行い、この理論を検証した。 「今回の研究結果は、スフィンクスのような地