東京都立川市役所は2022年7月4日、1週間続いていた本庁舎の通信システム障害が復旧したと発表した。ただ、2022年7月5日午前9時30分時点でいまだ原因は特定できていない。立川市の情報推進課は「原因究明については事業者が調査中」と説明する。 障害は2022年6月27日の始業時に、市のネットワークの中枢である「コアスイッチ」を起動した際に発生した。障害により本庁舎のインターネットや内線電話が使えなくなった。一時システムによる窓口での証明書の発行や印鑑登録ができなくなる事象もあった。 同市役所では障害発生後、窓口業務など市民サービスを優先し、システムの機能や性能を部分的に停止させた状態で稼働を維持する縮退運用を続けていた。2022年7月3日夜にネットワーク機器の交換などを実施し、復旧に至った。同月4日および5日午前9時30分時点では、通常通り業務ができているという。
砂を液状にするという、ものつくり大学(埼玉県行田市)非常勤講師の的場やすしさん(53)と、同大教授の菅谷諭さん(56)の研究が関心を集めている。砂の中に空気を送り込み、液体のような状態にする「流動床(りゅうどうしょう)」と呼ばれるもので、アトラクションやトレーニング分野への応用が期待されている。 流動床は、砂を入れた容器の底から空気を送る。砂にかかる重力と空気で浮かせる力が釣り合ったときに液体のような状態になる。 研究室では、縦1・7メートル、横1・1メートル、高さ60センチの大型水槽に1トンの砂を入れて送風。手をいれれば水の中と同じような感触に変わり、底に沈めたボールも浮かび出る状態になった。川下りの映像を見る「ヘッド・マウント・ディスプレー」を頭部に装着し、船に見立てた小さな水槽も浮かびあがり、カヌーの疑似体験もできた。 3月、明治大学で開かれた情報…
宇宙空間を15年以上飛び続ける人類の「宇宙の棲み処」、国際宇宙ステーション(International Space Station、略してISS)。そのISSが今や、日本の宇宙船なしには存続しえなくなっている事実をご存知だろうか? その名は「こうのとり(HTV)」。無人の貨物船であり、ISSに住む宇宙飛行士たちに食料、水などを届ける「宇宙生活の命綱」だ。現在、ISSへの物資輸送は米国2機、ロシア1機、そして「こうのとり」の4機が担っている。日本以外の貨物船は最近、たびたび失敗しており100%成功しているのは、日本だけ。 さらに「こうのとり」しか運べない荷物がある。それが「バッテリー」。ISSで使われてきた旧型バッテリーが老朽化し、バッテリーの交換はISSを今後も使い続けるための最重要課題だった。その大役が、100%の成功率と世界最大の輸送能力を誇る「こうのとり」に任された。 2016年12
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