男性医師より女性医師の方が「腕がいい」ことを示唆する論文が米医師会雑誌(JAMA)に載り、米国で話題を呼んでいる。 ハーバード公衆衛生大学院の津川友介研究員らは、内科系の病気で入院した米国の65歳以上の高齢患者約130万人について、担当医の性別で比べた。入院後30日以内の死亡率は男性医師が11・5%、女性医師は11・1%と、有意な差が出た。退院後30日以内の再入院率も、女性医師の担当患者の方が低かった。 女性医師の方が軽症患者を多く診ている可能性があることから、重症度を問わず入院患者を診る医師で比べたところ、やはり女性医師の担当患者の方が死亡率、再入院率ともに低かった。 津川さんは「女性医師の方が治…