外資系パッケージソフトの導入で失敗しないための方法を解説する本連載。今回はリリース前に行われる「ユーザーテスト」に焦点を当てます。世界的に見て、日本企業はユーザーテストを軽視する傾向にありますが、その理由は? そしてどのような問題があるのでしょうか。 やっとの思いでシステムが本格稼働したのに、ユーザーからは不評であまり使われていない様子。自分たちの努力は一体……。読者の皆さんは、そんな経験はありませんか? 今回は、導入から利用開始に移行するフェーズで、パッケージソフトウェアをSIと混同したために起こる失敗例を取り上げます。 連載の初回で「パッケージソフトウェアとSIは何が違うのか」をテーマとして取り上げましたが、その違いが分からないと、プロジェクト終盤のリリース段階で影響が出てしまうことがあるのです。 失敗事例12:ユーザー企業の受け入れテストが「不十分」 その失敗とは、ユーザー企業側のテ