1月中旬、ダウンジャケットを着た報道陣の前で、大柄の青年は半袖姿で取材を受けていた。2022年のドラフト1位で広島に入団した斉藤優汰は、体が冷えることを心配する記者に「全然です。だって、7度あるんですよ。7度あったら暖かいですよ」とニコニコ笑顔を振りまいていた。 【貴重写真】白スーツの衣笠、打席でエグい殺気の前田やノムケン、胴上げされる山本浩二、痛そうな正田、炎のストッパー津田恒美などカープ名選手のレア写真を一気に見る 取材後も実家に帰省した際の積雪の写真を見せながら談笑を続けた、あどけなさの残る19歳の道産子は、2月1日から始まる広島春季キャンプの注目選手の1人だ。 「もちろん一軍でシーズンを迎えられたら一番いいとは思っていますし、そこを目標にしています。でも、まだやらないといけないことが、技術面にしてもいっぱいある。まずはそこを一つひとつ潰しながら、ある程度自分が持っていきたいレベルに