第1回の秘密保護法を考える超党派議員と市民の勉強会で基調講演をする西山太吉さん=東京都千代田区の参院議員会館で2013年10月10日、藤井太郎撮影 特定秘密保護法案の問題点について考える集会が10日、東京・永田町の参院議員会館であり、沖縄返還密約に関する秘密公電を入手して国家公務員法違反で有罪が確定した元毎日新聞記者、西山太吉さん(82)が講演した。西山さんは「機密情報漏えいの脅威が強調されるが、四十数年間国家機密情報の漏えいは一件もない」と法案は不要だと主張した。 西山さんは、民主党政権時代に提出された情報公開法改正案が廃案になった一方で、秘密保護の動きが強まっていることに関し「真実が明らかにされず、民主主義が空洞化してしまう」と訴えた。集会には民主、みんな、共産、生活、社民の国会議員20人が参加した。【青島顕】