まるでセウォル号の船長!? 韓国アシアナ航空のエアバスA320型機が、14日夜に広島空港で着陸に失敗し滑走路から外れ、25人の負傷者を出した事故から一夜明けた15日、現場で信じられない噂が駆け巡っていた。「事故機の機長が行方不明になった」というものだ。ちょうど1年前に韓国珍島沖で旅客船セウォル号が沈没し多くの犠牲者を出した時も、船長が乗客そっちのけでいち早く逃げ大非難を浴びたことが思い起こされる。いったいなぜこんな話が飛び出すのか? 専門家に聞いた。 運輸安全委員会の日野和男・航空事故調査官は15日、事故原因について「下降気流が発生して飛行に影響した可能性も考えられる」との見方を明らかにした。当時は霧や雨で視界が悪くなっていた。国土交通省は、問題のアシアナ航空機が通常のコースより約30メートル低い高度で滑走路に向かい、高さ約6・4メートルの無線設備に接触したとみられるが、直前の同機と管制官