NPO法人「日本健全図書協会」が、同協会のウェブサイトに掲載している「不健全な表現例」を警察当局からの指摘で削除していたことが、10日までに分かった。公開している文章やイラストの不健全性が極めて高く、海外からのアクセスが殺到していたという。 「健全な図書の普及と不健全な図書の廃絶」を目標に活動する日本健全図書協会は、過度な暴力や児童ポルノにあたる書籍の流通を監視するNPO法人。これら不健全な書籍を発見次第、各自治体に通報するとともに、出版社には自主回収を促してきた。 また同協会では「不健全な表現例」として、暴力描写やわいせつ性の高い文章・画像を自主製作し、協会のウェブサイトに掲載。「このようなモラルに欠ける表現は人を傷つけます」として、広く警告していた。 しかし今月に入って「不健全な表現例」のウェブページが削除され、見られなくなっていた。協会の担当者によると、警察当局から「公開している不健