ネパール・カトマンズにある、地震で損壊した高級高層マンション「パーク・ビュー・ホライゾン」(2015年6月14日撮影)。(c)AFP/BIKASH KARKI 【7月22日 AFP】ダン・バハドゥル・ブダトキさんが住んでいたネパールの首都カトマンズ(Kathmandu)の17階建て高級マンションからは、ヒマラヤの絶景が見えた。だが、再びあの部屋に戻るには時間がかかるだろう。 4月25日、ネパールを大地震が襲ったとき、自宅にいたブダトキさんは地面が揺らぐのを感じた。「本当に怖かった」と、派遣会社の社長を務めるブダトキさんは言う。あの日以来、彼は職場に寝泊まりしている。 マグニチュード(M)7.8の地震により、8800人以上が死亡、60万戸近くの家屋が倒壊した。 ブダトキさんがカトマンズの高級住宅街に家を買ったとき、耐震性は十分だと言われた。「デベロッパーは、地震でも安全だと言った。最初は11