三重県伊勢市のご当地うどん、「伊勢うどん」がジワジワと日本中に広がっている。日本テレビ系「嵐にしやがれ」で、ゲストの岸谷五朗さんのおすすめの一品として紹介され、嵐のメンバーも絶賛。 しかも、東京でも食べられるという。一体、一般的に知られているうどんや、讃岐うどんとはどう違うのだろうか?究極のご当地うどん「伊勢うどん」の魅力について、「伊勢うどん友の会」の会長で、著書「大人力検定」でもおなじみの石原壮一郎さん(三重県出身)にお話を伺った。 ――そもそも、伊勢うどんって、どんなうどんですか? 「極端に太くて柔らかい麺に、少量のタレからめて食べるうどんです。麺の太さは、お店によっても若干異なりますが、讃岐うどんの2~3倍、稲庭うどんの10倍ぐらい。タレは『たまり醤油』をベースに、カツオやサバでとった濃いだし汁などをブレンドしたもので、見た目は辛そうですが、むしろ甘口といっても過言ではありません。