仙谷由人官房副長官(民主党代表代行)は11日午前のBS朝日の番組で、菅首相の退陣時期について、「次のステップに進むために身を投げ出してもらうしかない。ある種のけじめをつけないといけない。政治が第2ステージに入っているのに、(首相)本人が無理に頑張り抜くと、本人のためにも良くない」と述べ、できるだけ早期の退陣が望ましいとの考えを表明した。 首相は8月中旬以降への続投に意欲を示しているが、仙谷氏が首相に早期退陣を促す姿勢を明確にしたことで、いよいよ追い詰められた形となった。 仙谷氏は、早期退陣を求める理由として、赤字国債の発行を認める特例公債法案の審議について、自民党など野党が菅政権のもとでは認めない姿勢を示している点を指摘。「今国会で廃案になる可能性もないわけではない。(ポスト菅の)第2ステージに早く入れるけじめを作った方がいい」と述べ、新政権下での早期成立を目指すべきだとの考えを示した。