オミクロン型の出現で相場が急落ここへきて、南アフリカなどで見つかった新型コロナウイルスの新たな変異型「オミクロン型」が極めて強い感染力を持つ可能性があるということで、世界は緊急警戒モードに入っている。それを嫌気して、11月最後の週末にかけて各国の株価は大きく下げた。オミクロン型が騒がれだしたのは、つい最近のこと。ほんのちょっと前までは世界的なインフレ到来を懸念して、やはり株価全般は売られ気味だ
落ちてくるナイフは即行つかめ!? 数ある銘柄の中で、今月は何を狙おうか……。そのヒントになれば幸いということで、銘柄選びの切り口を考えてみたい。 マーケットは日々表情を変えるもの。普遍的な切り口はあるようで無いような気もする。今の時勢を振り返りつつ、あくまで「今月は」程度の感覚で読んでいただければ幸いである。 株式投資の世界には、誰が作ったか知らないが“相場の格言”というものがある。先人の教えはうなずくものが多く、投資を学ぶには、有料の怪しい投資サロンに入るよりはるかに有用である。 そんな相場の格言に「落ちてくるナイフはつかむな」という有名なフレーズがある。 株価が急落したときに“逆張り”で株を買うと火傷しやすい、という注意喚起のような格言である。 株価を落ちてくるナイフに置き換え、つかんだら想像するだけで痛そうだろう、ということをイメージさせてくれる。ナイフが床に刺さってから柄をつかめば
第1に、価格の乱高下が激しい。相場環境がよければ上がり続けるはずで、少なくとも、乱高下する理由はない。 乱高下する理由は、バブルのピークに達している以外にない。「まだ上がるかな」と思って買いが集まるが一方で「すぐに利益確定をしておこう」、と思う勢力も大勢いるということは、バブルが崩壊する可能性を投資家たちが感じているからである。 バブルは、株価水準は関係なく乱高下がその特徴なのである。2月25日のアメリカの株式市場も、NYダウ工業株30種平均は24日に史上最高値を更新していたにもかかわらず、翌日に大きく下落した。しかも、最近はこのような動きを繰り返している。これはバブル崩壊直前の典型的な現象である。 第2に、この乱高下が、急激な上昇とともに起きていることである。下落局面での乱高下は、バブルの崩壊局面を意味する。一方、上昇局面での乱高下、しかもそれが異常なまでのスピードで起こるとき、それはバ
17日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、小幅ながら値上がりし、3日連続で、最高値を更新しました。 17日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、前の日に比べて90ドル27セント高い、3万1613ドル2セントで、小幅ながら値上がりし、これで、3日続けて最高値を更新しました。 アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会が発表した、先月の会合の議事録の内容から、今の金融緩和が当面続くとの安心感が広がり、買い注文につながりました。 個別の銘柄では、通信大手のベライゾンや石油のシェブロンが大きく値上がりしました。 一方、アップルが大きく下落するなど、IT関連銘柄は値下がりが目立ち、こうした銘柄の多いナスダックの株価指数は、値下がりしました。
筆者は世界株価の先行きについて、このところ「短期警戒、長期楽観のシナリオ」を唱えてきた。 一貫して「短期警戒」を変えなかった理由とは? 主要国の景気や企業収益は、コロナ禍による打撃からの回復過程にある。その大枠は今のところ覆ってはいない。もちろん新型コロナウイルスの変異種流行といった懸念はある。だがいっぽうでワクチン接種が徐々に広がりつつあり、政府や中央銀行の景気支持の姿勢も変わっていない。 家計も企業も、昨年3月前後のパニック的な経済活動の混乱期に比べれば、リモートワークや電子商取引、ネット経由の課金娯楽(動画やライブ配信等)の活用に慣れてきており、感染予防を講じながら経済をいくばくか回す知恵も定着しつつある。 このため、景気全般に緩やかな持ち直しが見込まれ、それを受け2021年全体を通じれば、まだ株価が上値を探る展開が期待される。 しかし、一方で景気や企業収益の回復は極めて緩やかだ。一
相場が天井に近いことを示すネタとして昔から挙げられる存在の比喩。 言い伝えとも神話とも事実とも言われていますが、普段株を買うことがないような人(この場合は靴を磨く仕事していた少年、もちろん資金力はそれほど高くない)までが投資に関心をもち、始めようという話をし始める状況を指す有名な話を指します。 すでに十分に株価などが上がりすぎていて、「株をやれば儲かる」という認識が世間に広まっている状態はすでにもう相場はすでに過熱感があり、ピークアウトしていることが多いです。広告や情報を発信する側や株を売りたい側の人間はそういう時に売り上げなどを上げたいため、過剰に「楽に儲かる」「必ず成功する」みたいに煽るのが理由なんでしょう・・・最近どこかで見たことがあるような・・・ないような・・・??? 有名どころでは、某銘柄が盛り上がっていた時に「小学生投資家」をテレビで紹介したり、某相場は寝て起きたら儲かったみた
やまざき・はじめ/1958年、北海道生まれ。東京大学経済学部卒業。現在、楽天証券経済研究所客員研究員。株式会社マイベンチマーク代表取締役。東京大学を卒業後、三菱商事に入社。野村投信、住友生命、住友信託、メリルリンチ証券、パリバ証券、山一証券、明治生命、UFJ総研など、計12回の転職を経験。コンサルタントとして資産運用分野を専門に手掛けるほか、経済解説や資産運用を中心に、メディア出演、執筆、講演会、各種委員会委員等を務めた。2024年1月1日、永眠。 山崎元のマルチスコープ 旬のニュースをマクロからミクロまで、マルチな視点で山崎元氏が解説。経済・金融は言うに及ばず、世相・社会問題・事件まで、話題のネタを取り上げます。 バックナンバー一覧 日本を含めた世界中で新型コロナウイルスの感染が再拡大している。にもかかわらず、株式市場は絶好調だ。実は、コロナ禍が深刻な間は株価の落ち込みを心配する必要がな
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