トナン・大熊肇の(ほぼ文字についての)覚え書きです。 充分に検証していないこともありますので、眉につばをつけてご覧ください。 連絡先:hajimeアットマークtonan.jp(「アットマーク」を「@」に変えてください) 『文字の骨組み』2刷の間違いとご指摘 『文字の骨組み』初刷の間違いとご指摘 『文字の組み方』訂正箇所 「俺」という字は使用例がほとんで発見できません。 使用例がないから新しい字なのかというと、そうではなく西暦100年に編まれたという『説文解字』にも載っている字で, 音読みは「エン」です。 「青空文庫」の『坊っちやん』(ちくま日本文学全集 1992年)には最後の山嵐とわかれるシーンで「俺」が2度使われているのですが、『直筆で読む「坊っちやん」』(集英社新書ビジュアル版)で確認したところ、手書き原稿では「おれ(連)」となっています。初出の「ホトトギス」(1906年4月)でも「お