クルクミン (英: curcumin) は、ウコン(ターメリック、学名: Curcuma longa)などに含まれる黄色のポリフェノール化合物[2]。クルクミノイド(英語版)に分類される。スパイスや食品領域の着色剤として利用され[注 1]、日本ではウコン色素として既存添加物(着色料)に指定されている。[3][4]ウコン由来のクルクミンは「医薬品の範囲に関する基準」では医薬品でないものに分類され[2]、効用を謳わない限りは食品扱いとなる。 概要[編集] 鮮やかな黄色を持つことから、天然の食用色素として用いられる[2]。食用色素としての表示例としては、ウコン色素、クルクミン、ターメリック色素、などのように表記され、伝統的な用途例としては、漬物、水産ねり製品、栗のシロップ漬、和菓子などがあげられる。上掲写真のように鮮やかな黄色が有名であるが、酸性-中性条件の溶液中では明るい黄色を、弱酸性(アルカ