すでにある程度完成しているプロダクトの開発にたずさわるとき、たいていは「コードを書く」ではなく「コードを読む」から仕事を始めることになります。 このとき「コードが読めない」「コードがいい感じに理解できない」と悩むのは、それほど珍しくないでしょう。 この記事では、コードが読めないときにどう対応すればよいかを考えてみました。 コードの美しさは気にしない まず重要なのは、コードがどれだけキレイに書かれていようが読めないものは読めない、と割り切ることです。とくにエンジニアになりたての人や自分を責めやすい人にとっては、この考えが大切だと感じます。 コードがどれだけ美しくても、自分で書いていないコードは必然的に理解しづらいものです。1 というのは、あるコード(文章)をただ読むだけで理解するのは難しいからです。社会の教科書を一度読むだけですべてを記憶できた人はいないはずです。(この理論が正しいことを前提