こんにちは、李哲です。 夜寝ようとした時、足もしくは背中がムズムズして眠れない症状、西洋医学では「むずむず症候群」だそうですね。 中医学では特別な病名はないけど、治すのが簡単です。症例にするのも恥ずかしいくらい。ただし、書かないと鍼灸で治せる事を知らない人が多いので、一つの記事にしました。なぜ背中、足がむずむずするかも解釈したので、参考になると幸いです。 背中がムズムズして眠れないのは、鍼1回で治った 2020年7月に起きたこと。 30代の女性。 主訴は背中がムズムズして、布団に入ってもなかなか眠れない。1~2時間ずっとゴロゴロしないと落ち着かないそうです。ムズムズする場所を指してもらったら、ちょうど膈兪を中心に少し広い範囲でした。 治療のツボは膈兪のみ、左右に鍼2本。 15分後に鍼を取りました。 背中がむずむずするのは、膈兪穴で簡単に治る その後、彼女からもらった報告は、「鍼したその夜は
尿の色が透明から薄い黄色になった女性 2020年6月、一人の女性患者から偶然に聞いた報告。 「鍼治療を続けることで、透明だった尿の色が薄い黄色になりました。」 治療のツボは、主に腎兪、関元、中極、三陰交。場合に1つもしくは2つを選んで刺しています。 彼女の話を聞いたら、笑っちゃう内容もありました。 「出産時も尿の色が透明(白)で、それが普通だと思いました。しかし、こちらに来て言われたのは異常!鍼を受けることで、徐々に薄い黄色になったのです。」 以前、私のおばさんも「鍼治療を受けたあと、尿の色が透明から薄い黄色になって、3日後にはまた透明に戻る」と言ってました。当時の治療記事は、以下をご覧ください。
右半身麻痺、体が寒い、頭痛、めまいがして、いつも疲労困憊の男性患者 2月のとき、60代の黒人男性が友人の紹介で来ました。見た目は普通の格好。 彼の主訴: 雪かき作業で冷えたのか、現在は右半身麻痺があり、たまに体が寒くなる。 脈診したら、弦硬数。 舌診は薄くて乾、裂けている。 ほかにある症状は、 頭痛(高血圧症) めまいがする 歩くとき、平衡感覚が崩れたようにフラフラ いつも疲労困憊 処方箋の根拠 患者さんの陳述は聞いた限り、複雑な症状です。 風邪もあるし、内臓の問題もある。 いろいろ考えてから、処方箋を組み立てました。処方内容は钩藤、天麻、杜仲、首烏、牛膝、当帰、桑寄生、防風、川芎、桂枝。 高血圧症と脈が弦硬があるので、最後に芍薬を追加して3日分を出しました。 「七宝美髪丹」+風寒を除去する生薬+肝臓を治す生薬。もしくは、「独活寄生湯どっかつきせいとう」をアレンジしたものに近い。とにかく、
前回と同じ陳皮を使ったパン。 陳皮を使った甘酒で酵母をおこし、 パン生地仕込み時にもち麦と 湯戻しした陳皮を混ぜ込んである。 陳皮はミカンの皮を干したもので 中華材料店で購入したもの。 画像左が自家製陳皮。 右が中華材料店のもの。 家で日本のみかんの皮をを干すと、 薄くてペラペラしているけれど 中華材料店のものは結構厚くて しっかりしている。中国のものは マンダリンオレンジの皮を 干してあるらしい。 陳皮は薬膳、漢方において 食欲不振、咳止め効果 等 様々な効能が あるとされている。 こちら中に入れたもち麦。 外皮を残したらしい商品を見つけたので 茹でて中に入れてみた。 もっちり感はあまりないけど 栄養価、高そう。 成形後。 柔らかい生地なので、軽く麺棒あてた後 手で軽く引っぱるように形を整えた。 生地の粒々はもち麦と湯戻しした陳皮。 焼成後。 オリーブオイルを塗ってみた。 ふんわり感がい
こんにちは、李哲です。 最近読んでいる中国語版『医学衷中参西录・論鼠疫之原因及治法』。吐血、高熱、意識もうろう状態のペスト(黒死病)を、漢方薬で治した症例があったので翻訳しました。中世記のヨーロッパ人たちが聞いただけで怯えるペスト、漢方薬はどのように治したかご覧ください。 吐血、高熱、意識障害のペスト患者、4日の漢方薬で治った 福建省平潭県の友人:李健頤(1891~1967年)は当時の名医です。彼は自分の著作:『鼠疫新編』を私に送ってくれました。(無関係なところは省略)中の一つ、ペスト病を治した症例を紹介します。 患者は福建省平潭県観音井の蔡瑞春(氏名)、58歳。 当時の症状は、以下の通り。 最初は悪寒、その後は高熱 のどが非常に渇く 手足はしびれて痛い そけい部のリンパ節が腫れあがって、非常に熱くて痛がっている 胸は張って苦しい・吐血 目が真っ赤で、意識もうろうの状態 脈診は数、舌苔は黄
今回は継続した鍼治療で、どのような変化が現れたかを説明しました。主に生理痛・息切れ・動悸に関する記録です。 胃が痛い、動悸で早く歩けない症状がある 2019-9-11 彼女の報告: 調子は良いけど、たまに胃がキリキリ痛む。 脈診したら心臓と脾臓が弱い感じで、間歇脈(脈が飛ぶ)がありました。 私「動悸がありますか?」 彼女「動悸はあります。早く歩けないです。」 今日刺したツボは、足三里、三陰交、太衝、関元、巨闕、中脘、内関。 施術後は、「なるべく早く歩いてください」と彼女に伝えました。目的は心臓を鍛えるためです。彼女は運動不足で、歩くことすら少なかったから。 以前、スポーツとお風呂で汗をかくことに関して、小論文を書きました。目的はお風呂に浸かるより、運動して汗をかいてほしいからです。
高熱、けいれん、意識障害後に、右手足の失調症、言語運用能力が退化、大小便失禁になった子供 この1ヶ月、昼間は診療所の仕事、夜は新型コロナ治療の指導を掛け持ちしたので、非常に疲れました。症例を書く暇なんてなかったです。 現在、河南省通許県人民医院の新型コロナ患者はすべて退院。私も暇ができて症例を書けるようになりました。 今回の患者さんは3歳の男の子。今年の始まるとき、高熱と意識障害で右半身がけいれんし、大小便失禁、目は右側につり上がり、右手足は運動不能、言葉が話せなくなりました。 西洋医学の検査では原因不明 けいれんが終わって意識が回復したら、1時間後にまた再発して30分位けいれんし続け、急いで救急車で病院に行ってCT・EEG(脳波測定)・MRI・腰椎穿刺・血液検査をしました。 ●EEG検査で、左右の脳波が少し違う。 ●MRIでは、左右の脳が少し違うだけ。 ●CT、血液検査、腰椎穿刺はすべて
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