【11月21日 AFP】アフリカの熱帯植物種の3分の1が絶滅の危機に直面している恐れがあることが、予備的な推算で明らかになった。研究結果は20日、米科学誌サイエンス・アドバンシズ(Science Advances)に掲載された。 【深く知る】人為的影響で生物100万種が絶滅危機に 哺乳類や鳥類は、国際自然保護連合(IUCN)の「レッドリスト(Red List、絶滅危惧種リスト)」で比較的網羅されている。だが、植物種については全35万種以上のうち、レッドリストの評価対象となっているのは10%にとどまっている。 この問題を解決するため、仏開発研究所(IRD)の植物学者トマ・クブルール(Thomas Couvreur)氏ら研究チームは、熱帯アフリカに生育する維管束植物種2万2000種以上をコンピューターで解析した。データの分析には、仏生物多様性研究財団(FRB)のデータベース「レインバイオ(Ra