CINEMORE(シネモア) Director‘s Interview 『リバー、流れないでよ』原案・脚本:上田誠 パズルを組み上げるようにつくる脚本術【Director’s Interview Vol.324】
人気劇団「ヨーロッパ企画」制作のオリジナル長編「リバー、流れないでよ」が6月23日より公開されている。 「リバー、流れないでよ」 2023年6月23日(金) 全国順次ロードショー! (C)ヨーロッパ企画/トリウッド2023 本作は、コロナ禍での小規模の劇場公開ながら絶賛の口コミが続々と寄せられた映画「ドロステのはてで僕ら」(2020年公開)に続く、映画第2弾。結論から申し上げておくと、本作は前作「ドロステのはてで僕ら」の魅力を受け継ぎつつ、かつ二番煎じにもしない、「めっちゃ面白い映画を作ってやる!」な気概に溢れてまくった1本となっており、心から称賛せざるを得ない老若男女に大プッシュでおすすめしたい作品に仕上がっている。 予備知識ゼロでいきなり見ても、86分の上映時間中ずっと超面白いはず。上映劇場は現時点で全国20館と決して多くはないが、スクリーンで観客と気持ちを共有してこその感動もあること
ホーム > 映画ニュース > 2023年6月27日 > 「リバー、流れないでよ」満席続出で拡大公開決定! ヨーロッパ企画のオリジナル長編映画第2弾 「リバー、流れないでよ」満席続出で拡大公開決定! ヨーロッパ企画のオリジナル長編映画第2弾 2023年6月27日 18:00 ミニシアターランキング第1位を記録全国20館で公開中の映画「リバー、流れないでよ」が、好評につき7月21日より全国38館に順次拡大公開されることがわかった。 本作は、人気劇団「ヨーロッパ企画」と、下北沢の映画館「トリウッド」がタッグを組んだオリジナル長編映画第2弾。世界各国の映画祭で高い評価を受けた前作「ドロステのはてで僕ら」(20)に続き、劇団代表・上田誠が原案・脚本、「ヨーロッパ企画」の映像ディレクターの山口淳太が監督を務めた。主題歌には、「くるり」が楽曲提供している。 初週の舞台挨拶の様子舞台は、京都・貴船の老舗料
映画を観ながら、これほど笑ったのは「テルマエ・ロマエ」(2012年)以来かもしれない。とにかく2分間に1回は必ず笑えるSFコメディだ。 「リバー、流れないでよ」では、登場人物たちが2分間のタイムループをひたすら繰り返す。しかも前回の意識は引き継いだまま同じ2分間をやり直すため、登場人物たちはこのいつ終わるとも知れない時間の軛のなかで、あれこれ悪戦苦闘することになる。 タイムループを描いた作品としては、最近では「パーム・スプリングス」(マックス・バーバコウ監督、2020年)という作品があったが、こちらは死を迎えることで、同じ1日を何度も繰り返すというものだった。 「リバー、流れないでよ」で繰り返されるのは、「1日」ではなく「2分間」だ。作品のなかでもきっちり2分間ずつで描かれるタイムループからの「脱出劇」は、とにかく笑いとペーソスに溢れており、約1時間半の上映時間があっという間に過ぎてゆく。
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