前代未聞の手法でソ連全体社会を赤裸々に描き出し、異色作として日本でもヒットを記録した『DAU. ナターシャ』。その大反響を受けて、続編『DAU. Degeneration(原題)』が今夏限定公開されることが緊急決定した。 「悪夢のような映画だが、目が離せない」映画史上初の試みともいえる異次元レベルの構想と高い芸術性が評価され、第70回ベルリン映画祭で銀熊賞(芸術貢献賞)を受賞した映画『DAU. ナターシャ』は、本年2月27日にシアター・イメージフォーラムほかで世界初となる劇場公開を果たし、ミニシアター・ランキングの上位に長期にわたってランクイン。全国46館で拡大公開された。 『DAU. ナターシャ』を観た観客の多くは、余りにも途方もないこのプロジェクトの断片となる同作を前にし、「悪夢のような映画だが、目が離せない。すべてのシリーズを追いかけずにはいられない」などSNSを中心に「DAU」プロ