先進国の中で一番厳しいと言われる日本の水際対策が大幅緩和され、「外国人観光客がやっと戻ってきた!」と街中で、感心されるようになってきた。お花見シーズンもゴールデンウイークも、東京や京都などのゴールデンルートだけではなく、岡山・愛媛・長野なども外国人観光客で賑わっていた。 3月の訪日外国人旅行者数(推計値)は約182万人と、コロナ前の約6割になっている。しかし、かつて数や消費額を牽引してきた中国人観光客は、観光ビザ発給がまだ完全に再開していないため、本格的なインバウンド回復はこれからだといえる。 今後のインバウンド戦略について、日本政府観光局(JNTO)は高付加価値旅行者(訪日旅行1回当たりの総消費額が1人100万円以上の旅行者)を促進しようとしており、モノだけではなく、コトへの関心も高い「富裕層」にもっと来てほしいと、各種施策に取り組んでいる。 富裕層から見てガッカリポイントが多い しかし