男性に巧妙にうそをついて金銭を受け取る「頂き女子」。その一人、大学生家田美空被告(21)=詐欺罪で公判中=が勾留先の名古屋拘置所で記者(22)の接見に応じた。「おぢ」という価値のない人は、女の子という価値がある存在にお金を払うのが常識――。そんな「りりちゃん」の教えを信じて犯行を重ねてきたと語り、「洗脳にかかっていた」と後悔を口にした。 「渡辺という人が会いに来たと聞いたから、『りりちゃん』かと思った」。11月初旬の同拘置所の面会室。開口一番に家田被告が発したのはこんな言葉だった。この日を皮切りに計3回接見を重ねた。 男性に傷つけられるなら、その対価をもらおうと 年齢が近いこともあり、お互いの学生生活などを紹介しあった。事件について語り出したのは2回目の接見からだった。 「男性に傷つけられるなら…