関鯨丸(かんげいまる[3][9]、ローマ字表記:KANGEI MARU[1][4][14])は、日本の共同船舶が建造する捕鯨母船。 建造[編集] 世界で唯一、母船方式の捕鯨を行っている[9][15]共同船舶は、保有する唯一の捕鯨母船である日新丸の代替船を計画していた。日新丸はトロール船から改装した捕鯨母船[9]で、1987年の竣工から35年が経過した2020年代には、管理修繕に1年間で7億円を要するなど老朽化も進んでいた[9][15][16]。代替船の建造計画は2012年から始まり、造船所による設計も行われたが、捕鯨に関する環境の複雑さから建造までは至らなかった[4]。 2019年(令和元年)8月、共同船舶は商業捕鯨の再開に伴い、2024年(令和6年)を目処にナガスクジラなどの大型鯨類の処理が可能な代船建造を行う考えを示した[17]。 2021年(令和3年)5月10日、共同船舶は南極海まで