札幌市北区で2008年、女児(当時2歳)が死亡した事件で、傷害致死容疑で書類送検された20歳代の親族の女(事件当時10歳代)が、北海道警の調べに「子守を押しつけられたうえに(女児が)泣きやまずにイライラし、床に突き飛ばした」などと説明していたことが14日、捜査関係者への取材で分かった。 捜査関係者によると、女は08年4月30日頃、女児の子守をしていた際に後ろから突き飛ばすなどし、床に頭を打ち付けさせ、死亡させた疑い。女は女児の家族と同居しており、事件当時、女児の両親は不在で、子守をしていた。 道警は女の暴行と女児の死亡の因果関係を捜査。鑑定などで、女児は頭を床にぶつけて脳を強く揺さぶられるなどし、死亡した可能性が高いことが判明した。