イラクの首都バグダッド中心部の店で、楽器ウードをチューニングする職人(2006年8月13日撮影)。(c)AFP PHOTO / AHMAD AL-RUBAYE 【10月3日 AFP】サウジアラビアの女性が自分の選んだ相手との結婚を求めていた訴訟で、裁判所は求婚者の男性が楽器を演奏するため「宗教的に」ふさわしくない結婚相手だと判断し、女性の訴えを退けた。現地紙オカズ(Okaz)が2日、報じた。 超保守的なサウジアラビアには、女性の旅行や結婚などに父や夫、男性親族の許可を必要とする「後見人制度」がある。またサウジの一部には、楽器を演奏する者は地位が低いとみなされる地域がある。 オカズ紙によると、この求婚者の男性は2年前、首都リヤドの北に位置するカシーム(Qassim)地区出身の銀行支店長の女性(38)に結婚を申し込んだ。カシーム地区は超保守的な土地柄で知られている。 修士号を持ち、300人以上