今月17日、北九州市の沖合でクジラが死んでいるのが見つかり、近くの防波堤に運ばれて係留されていますが、腐敗が進んで体内にガスがたまり、破裂する可能性も出てきているということで、福岡県が処分方法の検討を進めています。 海上保安署は船舶と衝突するおそれがあるとして、その日のうちに地元の漁協と協力してクジラの尾にロープをかけ、福岡県苅田町の苅田港の防波堤まで運んで係留し、処分を担当する福岡県に引き渡しました。その後、福岡県から、クジラはマッコウクジラとみられ、体長はおよそ16.3メートルと報告があったということです。 福岡県は処分方法を検討していますが、見つかってから9日がたち、県によりますと、クジラの腐敗が進んで体内にガスがたまり、破裂する可能性も出てきているということです。 福岡県は処分に向け検討を進めるとともに、付近に近づかないよう呼びかけています。