鹿児島県阿久根市の竹原信一市長(51)が、同市の県立鶴翔高の生徒指導に異議を唱え、あべ松(まつ)和成校長に「(指導を)変更しないならブログやメディアに出す」と迫っていたことがわかった。(「あべ松」の「あべ」は木へんに青) 校長によると、同校は今年2月、校内のトイレでたばこを吸うなどしていた複数の生徒のうち、喫煙を認めた生徒を処分した。運動部所属の男子生徒は「自分は吸ってない」と主張したが、「周囲の喫煙を黙認した」として、今月下旬から始まる大会への出場禁止を命じた。 今月18日になって、同校に竹原市長名で「鶴翔高校校長の問題について(お願い)」とし、県知事あてに出場禁止の撤回などを求める文書がファクスで届いた。 校長が電話で市教委に説明を求めると、竹原市長が代わり、喫煙を否定した生徒を出場禁止にすることはおかしいと主張。「出場禁止を変更するのか、しないのか」と話し、応じなければ自分のブログへ