ハウス食品が実施したカレーを使った食育体験教室の様子。自分たちで収穫した野菜を具材にカレーを作る小学生と保護者(2008年11月9日、兵庫県西宮市) 日本の食料自給率はカロリーベースで40%。先進国の中でも最低水準だ。「食の安全・安心」に関する問題も後を絶たない。国の食糧安全保障が揺らぐ中、日本の食を守る担い手たちを追った。カレー67%、天ぷらそば20% 67%という高い食料自給率を誇るメニューがある。子供からお年寄りまで人気があり、野菜(自給率77%)をたっぷり使い、ご飯(同96%)にかけて食べる。その正体は、カレーライスだ。 ちなみに、カレーライスよりもずっと日本的な天ぷらそばは、しょう油(同0%)やエビ(同5%)、卵(同10%)、小麦粉(同14%)、そば(同23%)のほとんどが輸入頼みのために自給率はわずか20%。カレーライスの「優秀さ」が分かる。 カレーライスがすごいのは、ルーの自