愛媛県今治市内にある牛丼チェーン「すき家」の店舗で、男性客が注文した牛丼のどんぶりの中にテーブル備え付けの紅ショウガ用トングを入れ、そのまま食べている様子の動画をインターネット中継していた。「すき家本部」(東京)は「健康被害は確認されていない」としているが、県警今治署は威力業務妨害の疑いもあるとみている。 すき家本部によると、カウンター席に座った男性客は10日午後7時ごろ、共用の紅ショウガのトングを丼に入れ、食べた後にはその丼を頭にかぶる様子を自分で撮影していた。朝日新聞記者もネット上でその動画を確認した。 同社に対して、今月11日に複数のメールで情報提供があった。12日には男性客本人が店を訪れ、謝罪したという。広報担当者は取材に「他のお客様を不安にさせてしまうので非常に遺憾だ」としている。