南米アマゾンで2009年までの10年間に約1200種の新種の動植物が発見された。世界自然保護基金(WWF)がCOP10で26日、明らかにした。3日に1種が見つかったことになり、WWFは「驚くほど豊かな生物多様性が証明された」としている。 [フォト]パプアでネズミやカエル…200の新種、一挙に発見 発表によると、10年間で発見された新種は、植物637種▽魚類257種▽両生類216種▽爬虫(はちゅう)類55種▽哺乳(ほにゅう)類39種▽鳥類16種。 ボリビアでは体長4メートルのアナコンダ(大ヘビ)の新種を確認。ペルーでは色鮮やかなカエルが見つかった。小型霊長類のマーモセットやオウムの新種も発見された。 WWFによると、アマゾンでは過去50年間に熱帯雨林が少なくとも17%消失している。WWFのフランシスコ・ルイズ氏は「緊急に対策をとらないと失われてしまう」と警告している。 【関連記事】