人は誰しも、自らの外見を気にする。度合いの違いはあっても、自分がどのような姿をしているのか、確認し把握しておきたいものだ。女性であれば特にその気持ちが強いはず。新しい服に袖を通す度、お化粧をする度に、鏡を見てその良し悪しをたしかめるはず。 そんな生活を一年間にわたって放棄した女性がいる。社会学を学ぶクジャスティン・グライズさんは、徹底して鏡を見ることを止めてしまった。その結果、彼女が得たものは、人生をより良く生きていく知恵だったのである。彼女の「外見にとらわれない生き方」について、お伝えしたいと思う。 もともと外見について自信を持っていなかった彼女は10代のときに摂食障害をわずらってしまった。ふくよかな体つきをしていた彼女は、ダイエットをするために極度の食事制限にチャレンジしていたのである。むしろ太ることに、異常なまでの嫌悪感を抱いていたために、体脂肪が欠乏し骨の密度に悪影響があらわれた