小田原の駅弁に こゆるぎ弁当、こゆるぎ茶飯というのがあります。 こゆるぎとは何かについては そのパッケージに書かれています。 こゆるぎ”と言う名称は、神奈川県(昔の相模国)に現在三か所あります。 その一つに大磯より西河岸一体を「こゆるぎの磯」と言い、 その沿岸沿いを「こゆるぎの里」と称しております。 また一説によりますと、小田原という地名がどんな語源から起きたものなのか、 古くから種々の議論がありますが、「小由留木(こゆるぎ)」の文字を、 草書体に書いたのを読み誤って起きたのだそうです。 小由留木を草書で書いてみますと、 左が原。 右が 留と木。連綿体で書いたら確かに似ています。 なるほどね。 読み間違えたというより わざと換えたのかもしれない。 なぜなら、こゆるぎとは 「揺れる土地」を意味しているから。 のどかな語感ですが、 地勢を正しく表しているのです。 さっき地震があって揺れましたね