イギリスのエリザベス女王は、18歳の誕生日に贈られたスーザンをはじめ、およそ30匹のコーギーを飼い、愛情を注いだことで知られています。 エリザベス女王の死去から8日で1年。命日を前に3日、ロンドンのバッキンガム宮殿の前で追悼するイベントが行われ、コーギーを連れた王室ファンや愛犬家ら約20人が集まりました。 集まった人たちはエリザベス女王をしのんで、王冠をかぶったコーギーとともにバッキンガム宮殿の外を散歩していました。
6月15日、イギリスのチェスター刑事裁判所は、コリーヌ・ベインズ(59)に有罪判決を下した。ベインズは、就寝中の夫(当時81歳)にバケツいっぱいの熱湯を飲ませ、殺害した罪に問われていた。その熱湯には3キロもの砂糖が溶けていたという。 2020年7月14日、ベインズは沸騰したお湯に大量の砂糖を溶かし、就寝中だった夫の口に無理やり流し込んだ。きっかけは夫との些細な口論だったという。犯行直後、ベインズは近隣住民宅を訪れて助けを求めたが、これも夫の救命措置を遅らせるための「時間稼ぎ」だったことがわかっている。 住民の通報で駆けつけた警官は、ベッドのうえで悶え苦しむベインズの夫を発見し、すぐさま近くの病院に搬送したが、およそ1カ月後に死亡した。 熱湯を飲み込んだ影響で、体の36%がヤケド状態だったといい、その悲惨さが伺える。 そもそも、寝ている間に熱湯を飲まされる苦痛は想像を絶するものだが、なぜベイ
(CNN) 英国の検視当局は23日、イングランド西部で昨年農家の男性が死亡した件について、飼い犬がフォークリフトのレバーを押して、男性に突っ込んだことによる事故死だったと明らかにした。 死亡したのはヒューイッシュに住むデレク・ミードさん(70)。英PA通信によると、昨年6月に自宅で岩石庭園を作っていたところ、事故が起きた。 23日に開かれた不自然死の死因を調査する死因審問で、ミードさんがギアをニュートラルにした状態でフォークリフトを降り、ハンドブレーキをかけないまま門を開けに行ったとの報告があった。車内に残っていた犬がシャトルレバーの上に飛び乗ったため、車両が前進してミードさんに突っ込み、車両と門の間にミードさんが挟まれたという。 ミードさんはその場で死亡が確認された。検視解剖では、外傷性窒息と脊髄(せきずい)骨折が死因と判明していた。 地元検視当局のピーター・ハロウイング氏はミードさんの
英紙ガーディアンの人気コラムニスト、オーウェン・ジョーンズが「イギリスの左派は新言語を学んで喋るべき。それはスペイン語だ」という記事を書いていた。沈着冷静な彼ですら興奮するほどスペイン地方選で急進左派が大躍進した週、わたしはポルトガルにいた。 ホテルでもバーでも食堂でも、テレビで流れているのはスペイン地方選のニュースばかりで、噂のポデモス(スペインの急進左派。ギリシャのシリザと並ぶ「欧州の台風の目」と呼ばれている)系の左派の台頭に誰もが大きな関心を抱いているようだった。 ポルトガルの庶民たちは疲れて見えた。食堂やバーの店員も、土産物屋のおばちゃんたちも、英語で言えば「fed up」というか、日常の貧しさと閉塞感にくたびれきった顔つきだ。 「なんか一昔前のスコットランドの庶民みたいな表情をしている」と配偶者が言ったのが印象的だった。 そしてそのスコットランドの人々をSNPの女性党首ニコラ・ス
UPDATE 英国は、監視能力を大幅に強化する法案を可決した。この法律については、「恐るべき」もので、「危険」だと批判する向きもある。 「詮索憲章」(Snoopers' Charter)とも呼ばれる新しい法案は2012年、当時の内相だったTheresa May氏が提案したもの。 それから4年、総選挙を経てMay氏は今や首相となり、法案は最終決定されて現地時間11月16日に上下両院を通過した。 しかし、市民権擁護団体は以前からこの法案を批判しており、同法によって英政府は「オンラインにおける市民の行動をすべて記録」できるようになると主張する人もいる。 無理もない。本質的にはその通りだからだ。 新しい法律では、インターネットプロバイダーがすべてのインターネット顧客の最高レベルのウェブ履歴をリアルタイムで、最長1年にわたって記録するよう義務づけており、この履歴には多くの政府機関がアクセスできる。ま
(ハフィントンポスト・ジャパンに掲載された、筆者のブログ記事に若干補足しました。) 昨年来、日本では公文書管理についての議論が活発化している。 南スーダンに派遣されていた自衛隊員による日報が当初「破棄済み」とされていた事件や、森友学園問題、加計学園問題でも公文書の所在が大きくクローズアップされた。 英国では政府公文書をどのように管理しているのだろうか? 筆者は数か月前から、英国の国立公文書館(The National Archives=TNA)に足しげく通うようになった。 訪問の頻度が増えると、非常に使い勝手が良い場所として実感するようになった。 使うほどに、あるメッセージが明瞭になってくる。それは「公文書はみんなのもの」だ。そのサービスの端々からこのメッセージがにじみ出た。 英公文書館のこれまでとその使い勝手を記してみたい。 19世紀半ばから、本格的管理に動く ロンドン南西部キューにある
■日本特有だと思われていた、満員電車やバスなどでの痴漢行為。しかし、ここ5年でロンドンでも痴漢の発生件数が急増している。 英鉄道警察(BTP)の調査によると、女性の約40%が「公共交通機関で痴漢行為に遭遇したことがある」と回答。ところが、「それを駅員や警察へ通報したことがある」と答えた人は10人に1人。痴漢被害に遭った女性の9割が泣き寝入りしていることが分かった。 ロンドン五輪の開催にあわせ、各駅や車内に膨大な数のCCTVカメラが設置されたため2012年以降、公共交通機関での犯罪件数(窃盗・器物損壊・薬物使用等)は大幅に減少。その一方、痴漢の発生件数は40%も増加したという。 BTPは、公共交通機関での痴漢行為を取り締まるキャンペーン「Report It To Stop It」に取り組んでおり、ラッシュアワー時やナイトチューブの運行中、私服警官による見回りを強化。また痴漢被害者のうち一割し
300年続く領土問題 小さな英領 ジブラルタル 参考資料:『Gibraltar』Maurice Harvey著、『ジブラルタル政府』ホームページ(www.gibraltar.gov.gi)、 『英国国立公文書館』ホームページ(www.nationalarchives.gov.uk)など 写真協力:ジブラルタル観光局(www.visitgibraltar.gi) 竹島、尖閣諸島など、領有をめぐる問題に大きく揺れる日本。 かつて大英帝国として名を馳せ、最盛期には世界の陸地の4分の1を支配したと 言われる英国も、領土問題とは無縁ではない。 それどころか、ほんの31年前には南大西洋のフォークランド諸島をめぐり、 同諸島の領有を主張するアルゼンチンと戦火を交え、 両国合わせて3000人近い死傷者を出している 。近代国家であろうとも、 領土の争いによって血が流されるという 現実が露呈したことは、記憶に
さて、昨年12月に放送されたBBC「QI」で、日本の二重被爆者をとりあげてクイズにしたやりとりから、彼らの会話を聞き取り・訳出してみました。できれば映像と合わせて見てみて下さい(24日追記 ←で貼ったリンク、今日になって映像が削除。BBCサイトでは見られますが、これもいつまでかは不明)。 まずそもそもの話ですが、この番組は司会者のスティーブン・フライが、「こういう人がいるんですが、こういうことがあるんですが、何だと思いますか? どう思います?」とお題を振って、回答者たちがみんなで考えて答えをあてて、そして感想を言い合うというものです。そして出演者はみんなコメディアンです。繰り返しますが、これはコメディ番組なんです。 司会のStephen Fryのほか、回答者にAlan Davies(髪の毛くるくる)、Bill Bailey(髪の毛落ち武者状態)、Rob Brydon(アゴが長い)、Rich
中途半端な英語使いが英国からのニュースを東京で読み、あちこちふらふらうろうろ。時々嘘。 はてブ = http://b.hatena.ne.jp/nofrills Twitter = http://twitter.com/nofrills Twitterのログ = http://twilog.org/nofrills ◆「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月) ◆「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月) ◆知らない人に気軽に話しかけることのできる場で、知らない人から話しかけられたときに応答することをやめました。また、知らない人から話しかけられているかもしれない場所をチェックすることもやめました。あなたの主張は、私を巻き込まずに、あなたがやってください
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