ハロプロことハロー!プロジェクトの総合プロデューサーを務めていたつんく♂。過去形となっているのは、9月10日発売の書籍『だから、生きる。』(新潮社)にて、本人の告白により、「総合プロデューサーを“卒業”した」という事実が伝えられたからである。今年は咽頭がん手術により、声帯を摘出。同氏の母校・近畿大学の入学式で自ら告白したシーンも、未だ記憶に新しい。 第3者的な視点からも感じられるつんく♂の節目ではあるが、それは同時に、長い歴史を持つハロプロにとっての大きな節目でもあった。同著によれば、同氏が総合プロデューサーを“卒業”するきっかけとなったのは、2013年の秋頃。アップフロントの会長からの提案で、昨年、2014年10月のモーニング娘。’14によるニューヨーク公演『Morning Musume。'14 Live Concert in New York』から声帯摘出までの間で、徐々に仕事を制限す