脱力感のある名前が原因なのか、ほぼコンビニでしか見かけないこの消しゴムが、実は一番見かけない場所である画材屋に通うような専門的な人間にとって、理想の商品になり得たという事実を一体誰が予測出来ただろう。 筆者は絵の仕事をしていて、ペンで清書をした後、鉛筆の下書きを消す時に、一緒にペンの線まで消えてしまうという問題に悩まされていた。それを改善する為に画材屋にある、ありとあらゆる専門的な消しゴムを試したが、やはりペンまで消えてしまう。そりゃそうだろう。消してナンボの消しゴムだ。彼らに罪はない。真っ当に仕事をしているだけなのだ。だから一時期は消す力の弱い"ネリ消し"を使っていたが、それだと今度は濃い鉛筆の線は消えてくれない。その中間のちょうどいい消しゴムはないものか、という夢も諦めかけたある真夜中、仕事中に消しゴムが切れたので、仕方なく間に合わせとしてコンビニにて何気なしに買ったこの『まとまるくん
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