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ブックマーク / realsound.jp (174)

  • Poppin'Party、Aqours、LiSA、梶裕貴、IDOLiSH7、ヒプマイ……2019年声優/アニソンシーンをライター4氏が総括

    Poppin'Party、Aqours、LiSA、梶裕貴、IDOLiSH7、ヒプマイ……2019年声優/アニソンシーンをライター4氏が総括 LiSA『紅蓮華』 年々、盛り上がりが増していく声優/アニソンシーン。昨年の『NHK紅白歌合戦』には特別企画枠としてAqoursが出演し話題を呼んだが、今年はアニソンシーンの代表格であるLiSAが初出演。また、『BanG Dream!』(以下、『バンドリ!』)から派生した声優ユニットPoppin'Partyは、SILENT SIRENとコラボ曲を発表し、声優音楽シーンのみに捉われない活動を行った。一方で、男性声優の活躍も見逃せない。音楽原作キャラクターラッププロジェクト『ヒプノシスマイク』(以下、『ヒプマイ』)は、ナゴヤ(Bad Ass Temple)、オオサカ(どついたれ舗)とディビジョンが追加され、さらなる注目を集めている。また、宮野真守をはじめ

    Poppin'Party、Aqours、LiSA、梶裕貴、IDOLiSH7、ヒプマイ……2019年声優/アニソンシーンをライター4氏が総括
  • 『冴えない彼女の育てかた Fine』が描く創作活動の熱意 妄想にまみれた中に見える確かな現実

    「少くとも恋愛は、チャンスでないと思う。私はそれを、意志だと思う。」 太宰治の『チャンス』に出てくる言葉だ。『冴えない彼女の育てかた Fine』というライトノベル原作のアニメ作品に、純文学作家である太宰治の言葉を連想したことを意外に感じるかもしれない。しかし作を一言で表すならば、この言葉が適しているのではないか。今回はシリーズの魅力と描かれてきた意志について考えていきたい。 『冴えない彼女の育てかた』は2012年に原作1巻が発売され、フジテレビノイタミナ枠にて2度のテレビアニメ化も果たしている。主人公の高校生、安芸倫也が魅力的な女子キャラクターに囲まれながら、同人ゲーム制作にまい進するさまと恋愛の進展を描いた物語だ。原作者の丸戸史明はゲームのシナリオライターとしても活躍しており、テレビシリーズのシリーズ構成や劇場版の脚を務めている。 イギリス人の父を持つ金髪ツインテールが印象的な幼馴

    『冴えない彼女の育てかた Fine』が描く創作活動の熱意 妄想にまみれた中に見える確かな現実
  • 『けいおん!』『バンドリ!』『うた☆プリ』……アニメーションにおける演奏表現の進化を辿る

    今年の7月、老舗音楽雑誌『ロッキング・オン』が自社で音楽アニメのプロジ ェクトを開始すると発表した(参照:ロッキング・オンが手がける音楽アニメプロジェクト)。 自社で原案・企画立案し、新人発掘オーディションも行うそうで、出版事業だけでなく音楽フェスを開催するなど、日のロックシーンを牽引する同社が音楽アニメを自ら作ると聞いて、時代の変化を実感した。現在のアニメ文化を語る上で音楽の存在は欠かせない。アニソンがヒットチャートの上位にい込むのは当たり前になったし、多種多様なアーティストがアニソンに挑戦している。いまや鈴木雅之のような存在がアニソンを歌う時代である。 アニソンは、アニメという物語装置に支えられた存在だ。90年代のトレンディドラマが音楽CDの売上に多大な貢献をしたのと同様、アニメという物語体験装置を通して得られる感動や興奮がアニソンへの思い入れに直結している。アニメの内容と音楽の存

    『けいおん!』『バンドリ!』『うた☆プリ』……アニメーションにおける演奏表現の進化を辿る
  • 斎藤滋×木皿陽平×冨田明宏に聞く、二次元アイドルコンテンツの現在と新プロジェクト『IDOL舞SHOW』の展望

    この秋、二次元アイドルコンテンツシーンにあらたな大型プロジェクトが“出陣”! 『涼宮ハルヒの憂』といったアニメ作品の音楽や茅原実里などのアーティストをプロデュースする斎藤滋と、音楽評論家であり内田真礼らの音楽プロデュースも手掛ける冨田明宏、そして『ラブライブ!』の担当プロデューサーとして知られる木皿陽平の3人が顔を揃える新アイドルコンテンツ、『IDOL舞SHOW』が発表された。 しかしこの3人、単に“タッグを組む”わけではない。このプロジェクトでは各々が別ユニットをプロデュースし、ユニット間でのバトルロイヤルが繰り広げられていくのだ。そこで今回はプロデューサー陣3人へインタビュー。発表された作への取り組みはもちろん、二次元アイドルコンテンツシーンの現在地についても語ってもらった。(須永兼次) アイドルコンテンツ増加の背景とリアルライブの関係性 『IDOL舞SHOW』キービジュアル ――

    斎藤滋×木皿陽平×冨田明宏に聞く、二次元アイドルコンテンツの現在と新プロジェクト『IDOL舞SHOW』の展望
  • 『天気の子』が映すエンターテインメント産業の功罪 新海誠監督が選択したラストの意図を考える

    記事は『天気の子』のネタバレを含みます。 無学なりにを読んでいると「ハレとケ」という民俗学の言葉にしばしば出会う。柳田國男によって見出された概念で、ハレとは儀式や祭の特別な日、ケとは日常を意味する、らしい。歌舞音曲、芸能は言うまでもなくハレに属するもので、つまり今日、政治や経済を動かすまでに成長したエンターテインメント産業はいわば「ハレ」が産業化された姿であるわけだ。 新海誠監督の最新作劇場アニメ映画天気の子』では、どんな天気も局地的に「ハレ」に変えることのできる少女、100%の晴れ女がヒロインとして登場する。映画は序盤に地方から家出してきた少年が東京で仕事にありつけず、あっという間に貧困化していく描写の後にヒロインを登場させ、この社会の中で彼女が瞬く間に人々から必要とされ、経済的、社会的に成功していく様子を描く。雨の中で描かれる無力な少年の貧困と、新海誠作品が得意とする、息をのむ

    『天気の子』が映すエンターテインメント産業の功罪 新海誠監督が選択したラストの意図を考える
  • 乃木坂46 桜井玲香、9月卒業へ 7年間グループを支え続けた“優しく寄り添うキャプテン”の姿

    幼小中高一貫の女子校に通う“お嬢様”だった桜井玲香は、アイドルには興味がなかったが、「ソニー・ミュージックエンタテインメントのアーティストが好き」という理由でオーディションを受け、2011年8月21日、乃木坂46に合格する。 桜井玲香ファースト写真集『自由ということ』 歌とダンスの実力には定評があり、2ndシングル曲「おいでシャンプー」でフロントメンバーに選ばれるなど、初期から乃木坂46の中心メンバーとして活躍。2012年6月17日放送の『乃木坂って、どこ?』(テレビ東京系/現:『乃木坂工事中』)での3rdシングル選抜発表において、正式にキャプテンに就任する。 当時、アイドルグループのリーダーといえばAKB48の高橋みなみのイメージが強かった。高橋の「熱い言葉でメンバーを引っ張っていく」ことが一般的なリーダー像だとすると、桜井のキャプテンとしてのあり方は異質だったのかもしれない。 桜井はキ

    乃木坂46 桜井玲香、9月卒業へ 7年間グループを支え続けた“優しく寄り添うキャプテン”の姿
  • 黒崎真音が語る、音楽で育まれた“自分らしさ”と“歌への愛情”「みんなと愛が共有できるようになった」

    リアルサウンドでは現在、黒崎真音のニューアルバム『Beloved One』のリリースを記念した特別企画を展開中。先日、その第1弾として黒崎と盟友・ZAQの対談を公開したが、第2弾となる今回は黒崎のソロインタビューだ(関連:黒崎真音×ZAQが語る、アニソン歌手としての危機感とサバイブ術「ギリギリのところで戦ってる」)。過去のアルバム以上に、アップダウンする彼女の気持ちをシアトリカルに描き上げたこの1枚はいかにして完成したのか。ぜひその声に耳を傾けてみてほしい。(成松哲) 「親愛なる『歌』のための歌」が並ぶ新アルバム ーーこれまで黒崎さんが発表してきたオリジナルアルバムは『Butterfly Effect』『VERTICAL HORIZON』『REINCARNATION』に『Mystical Flowers』。言葉の意味自体はわかるんだけど、音を聴いて答え合わせをしてみて初めてどんなアルバムな

    黒崎真音が語る、音楽で育まれた“自分らしさ”と“歌への愛情”「みんなと愛が共有できるようになった」
  • KinKi Kids堂本光一、『FF11』を7年間プレイしていたと告白 剛「切な……恐ろしい……」

    KinKi Kidsの堂光一、堂剛が6月17日に放送されたラジオ番組『KinKi Kids どんなもんヤ!』(文化放送)にて、「思い入れのあるゲーム」というテーマでトークを繰り広げた。 番組では、リスナーから寄せられたメールを紹介。そこには、先日『週刊ファミ通』で実施された「平成のゲーム最高の1」を決めるアンケート調査にて「クロノトリガー」が1位になったことに触れつつ、「お二人にとって思い入れのあるゲームは何ですか?」と書かれていた。 このメールを受けて光一は「意外やな。『クロノトリガー』なんだ」と同作の1位獲得に驚いた様子。「ドラクエとかファイナルファンタジーっていうのは、もう昭和になるってこと? 1作目が昭和だから、『それは昭和の作品にしましょう』みたいな感じかな?」と推察し、「だってあの社会現象的に、絶対にそっちのほうが上にきそうやん!」とイマイチ納得がいかないようだった。 ア

    KinKi Kids堂本光一、『FF11』を7年間プレイしていたと告白 剛「切な……恐ろしい……」
  • 黒崎真音×ZAQが語る、アニソン歌手としての危機感とサバイブ術「ギリギリのところで戦ってる」

    黒崎真音がニューアルバム『Beloved One』をリリース。これに伴い、リアルサウンドでは2回にわたって黒崎の特集を展開する。 その第1弾として今回は、ともに「シンパシーを感じる」と口を揃える彼女と盟友・ZAQの対談を企画。ゴシックかつドレッシーな衣装に身を包み、ゴリゴリのメタルヘッズを自称する黒崎と、サウンド/スタイリングともにヒップホップヘッズ全開のZAQ。一見水と油のような両者の、それでも繋がるフレンドシップの正体とは? そして人気、キャリアともに十分な女性アニソンシンガーによるアニメソングの作り方とは? 幅広く話を聞いた。(成松哲) 「真音さん、なにかに抗ってますよね?」 【左から】黒崎真音、ZAQ ーーおふたりの楽曲や今日のスタイリングを比べてみると、この対談って意外な組み合わせのような気もするんですよ。 黒崎真音(以下、黒崎):そうですか? 普段から仲良くしていることもあって

    黒崎真音×ZAQが語る、アニソン歌手としての危機感とサバイブ術「ギリギリのところで戦ってる」
  • リズムから考えるJ-POP史 第6回:Base Ball Bearから検証する、ロックにおける4つ打ちの原点

    リズムから考えるJ-POP史 第6回:Base Ball Bearから検証する、ロックにおける4つ打ちの原点 2000年代以降、日国内のロックで定番となったリズムがある。4つ打ちだ。四分音符を刻むキックドラムと、偶数拍で鳴らされるスネアドラム、そしてキックドラムの拍裏を埋めるハイハットがその特徴。「ドッチードッチー」という具合に、力強さとスピード感をあわせもったサウンドになる。4つ打ちとは言うものの、基的には16分音符を最小単位とする16ビートに属する。注意したいのは、ハウスやテクノなどダンスミュージックにおける4つ打ちとロックにおける4つ打ちは違うということだ。ダンスミュージックにおける4つ打ちはジャンルを問わず共有されるリズムのパターンに過ぎないが、日のロックでは高速なBPMとキャッチーなリフを主体とした1つのジャンルを形作っている。 2010年代のヒット曲にはこの4つ打ちを踏襲

    リズムから考えるJ-POP史 第6回:Base Ball Bearから検証する、ロックにおける4つ打ちの原点
  • アイドル=少女というイメージは払拭できるか 乃木坂46らの功績と社会の現状から考える

    AKB48に代表される2010年代の女性グループアイドルシーンについて論じられるとき、その群像劇はしばしば「成長を見守る」ことを旨とするコンテンツとして解釈されてきた。芸能の入口に立つ人々を多く含んだ若年者たちによる表現の魅力のありかが語られるうえで、それはいかにも飲み込みやすい説明ではある。実際、彼女たちのパーソナリティが継続的に享受対象となるこのエンターテインメントにおいて、芸能者として成長してゆくプロセスや物語性が訴求力になってきたことは間違いない。 「成長を見守る」といった視点でグループアイドルを枠付けることは、「未熟さを愛でる」ものとしてアイドルを捉えてゆくことにつながりやすい。加えて、グループアイドルの代表格として存在してきたAKB48が、学生服を着想元にした衣装をたびたび製作したことも、アイドルの表現に若さや未熟さのイメージを結びつける。 AKB48がその多様で繊細なプロダク

    アイドル=少女というイメージは払拭できるか 乃木坂46らの功績と社会の現状から考える
  • 『有吉ぃぃeeeee!』作家チームが語る“引き算の演出”のつくり方 「テレビマン的な発想を入れすぎないように」

    『有吉ぃぃeeeee!』作家チームが語る“引き算の演出”のつくり方 「テレビマン的な発想を入れすぎないように」 毎週日曜日の22時より放送中のバラエティ番組 『有吉ぃぃeeeee!そうだ!今からお前んチでゲームしない?』(テレビ東京系)。芸能界きってのゲーマー・有吉弘行が、タカアンドトシ、アンガールズの田中卓志らと共に毎回様々なタレントの自宅を訪れ、eスポーツゲームで対戦するもので、ゲーム番組とバラエティ番組の両軸で視聴者を楽しませている。演者たちのゲームの腕前も成長し続けるうえ、プレイ動画をTwitchやYouTubeで公開するという、かつてない形の番組であることから、ゲームファン・お笑いファンからも高い評価を得ている番組だ。 これまで番組の仕掛け人であるプロデューサー・平山大吾氏と総合演出を務める岩下裕一郎氏を取材してきたが、今回は『ナカイの窓』『ぐるナイ』『有吉ベース』などを手がけて

    『有吉ぃぃeeeee!』作家チームが語る“引き算の演出”のつくり方 「テレビマン的な発想を入れすぎないように」
  • 『映画刀剣乱舞』を傑作たらしめた小林靖子による脚本 “内と外”に向けた構造を読み解く

    かつて宮崎駿や押井守、庵野秀明という才能たちと出会った時に似た興奮で、ある映画とある優れた脚家について語りたい気持ちが続いている。公開後最初の月曜、通い慣れた川崎の映画館で、僕は『映画刀剣乱舞』を観た。初めに言ってしまうと、僕は原作のゲームをプレイしたことがない。だから僕が今から書くことは、もしかしたら熱心な原作ファンにとっては当然すぎたり、あるいは少しズレていることなのかもしれない。でも僕はこの映画を見ながら、昔観た懐かしい映画を幾つも思い出していた。雑誌『H』(ロッキング・オン刊)のインタビューで、刀剣男士・鶯丸を演じた廣瀬智紀が「この映画は時代を変える可能性のある作品だ」と語るのを後日読んだけれど、僕が映画館で思い出したのも、そうしたサブカルチャーの歴史を変えた作品たちだ。『刀剣乱舞』は間違いなくそれらの作品群に並ぶ、日の女子ゲーム文化にとってのエポックメイキングな作品だと思う。

    『映画刀剣乱舞』を傑作たらしめた小林靖子による脚本 “内と外”に向けた構造を読み解く
  • アンジュルム「46億年LOVE」が首位 2018年度『ハロプロ楽曲大賞』で目立つ若手女性作家の台頭

    ハロプロを愛する者たちの間で毎年恒例のファンイベントとなっているのが『ハロプロ楽曲大賞』。インターネット上で投票を募り、1年間に発表された楽曲に順位を付けてみんなで楽しく盛り上がろうという趣旨の催しである。昨年末も『第17回ハロプロ楽曲大賞'18』と銘打って開催され、3984人が投票参加して大きな盛り上がりを見せた。(総順位などの結果は公式サイトをご覧ください) アンジュルム『タデう虫もLike it! / 46億年LOVE』 リアルサウンドでは毎回順位に関する分析記事を寄稿しているが、今回もまた2018年版記事をここにお送りする。それでは早速順位を振り返っていこう。(以下の論考は、ランキングと併せてお読みください) 楽曲部門1位:アンジュルム「46億年LOVE」 2018年度の第1位に輝いた楽曲は、アンジュルム「46億年LOVE」。かつてモーニング娘。が1999年にブレイクするきっかけ

    アンジュルム「46億年LOVE」が首位 2018年度『ハロプロ楽曲大賞』で目立つ若手女性作家の台頭
  • 豊田萌絵が振り返る、2018年のアイドルシーン 「生駒ちゃんは乃木坂の最初期を支えた功労者」

    AKB48系グループの顔として長らく活動して来た指原莉乃(HKT48)が、来年4月28日をもって同グループを卒業することを発表した(※取材時には指原莉乃の卒業は未発表)。それ以外にも、2018年はアイドルの卒業・脱退や、その発表が目立つ年だった。乃木坂46(以下、乃木坂)の生駒里奈や西野七瀬、BABYMETALのYUIMETAL、ももいろクローバーZ(以下、ももクロZ)の有安杏果、私立恵比寿中学の廣田あいか(卒業ではなく転校と呼称)など、枚挙に暇がない。さらにバニラビーンズ、Ciao Bella Cinquetti(チャオベッラチンクエッティ)、PASSPO☆、アイドルネッサンスなど、解散するグループも多かった印象だ。 声優ユニット・Pyxisのメンバーである豊田萌絵は、アイドルカルチャーに詳しいタレントのひとり。インターネットラジオ番組『豊田萌絵のアイドル畑でつかまえて』(文化放送 超!

    豊田萌絵が振り返る、2018年のアイドルシーン 「生駒ちゃんは乃木坂の最初期を支えた功労者」
  • 乃木坂46 秋元真夏×松村沙友理×井上小百合が語る、個々が持つグループ外の居場所と帰るべき場所

    乃木坂46が11月14日に22ndシングル『帰り道は遠回りしたくなる』をリリースする。草創期からグループにとって大きな役割を果たしてきた西野七瀬と若月佑美が参加するラストシングルであり、同時に3期生の選抜入り、フロントメンバー入りも目立つ今作は、乃木坂46の歩んできた足跡と未来への継承との双方を強く感じさせるものになっている。 結成から7年が経過し、22枚のシングルを積み重ねてきた乃木坂46とは何を築いてきたグループなのか、そしてどのようにこの先のグループ像、アイドル像を見せてゆくのだろうか。それぞれに得意分野を開拓しながら乃木坂46を支える1期生の秋元真夏、井上小百合、松村沙友理の3人に掘り下げてもらった。(香月孝史)【最終ページにサイン入りチェキプレゼントあり】 「なーちゃんはアイドルが天職だった」(井上) 左から松村沙友理、秋元真夏、井上小百合 ――表題曲「帰り道は遠回りしたくなる」

    乃木坂46 秋元真夏×松村沙友理×井上小百合が語る、個々が持つグループ外の居場所と帰るべき場所
  • 『バンドリ!』成功の要因 - Real Sound|リアルサウンド

    株式会社ブシロード 『Bang Dream!』プロジェクト統括 木谷高明 インタビュー 2018.11.06 10:00 ――お客さん側からは、ライブごとにメンバーがだんだん集まっていくように見えていたと思います。 木谷:それは、漫画に合わせての展開ですね。ただ、アニメも形は違えど徐々にメンバーが集まっていくのは同じ形で……僕、ああいうの好きなんですよね。昔のスポ根漫画とか男の友情を描いたような漫画ってだんだん仲間が増えていくんですけど、そういう成長ストーリーがすごく好きなんです。それに『バンドリ!』って、余計な捻りもあんまり入ってないから、すごくわかりやすいと思うんですよ。メンバーを揃えるところから始まって、次に「ライブハウスでライブしたい!」という目標ができる。それが実現したら「もっとでかいところでやりたい!」「仲間と一緒に演奏したい!」……と、わりかし目的とか動機がはっきりしてるんで

    『バンドリ!』成功の要因 - Real Sound|リアルサウンド
  • 少女の通過儀礼から無我の境地までも描く 『若おかみは小学生!』がもたらす極上の映画体験

    素晴らしい映画だ。快活で、情緒豊かで、含蓄がある。少女の通過儀礼というありふれた物語設定から、「森羅万象に神が宿る」とする神道的な精神性に加え、仏教の無我の境地まで描く離れ業をやってのけている。一流の職人たちの丁寧な技術も堪能できる、極上の映画体験である。 内容に触れる前に一つだけ、作を巡る、「この映画は子供向けか大人向けか」という議論について書いておきたい。 結論から言うと、この映画は特定の年齢層に向けられた作品ではない。アニメーションが誰のための技術なのか、所詮子ども向けであり大人が観るものではないのではないか、という物言いは昔からあった。ウォルト・ディズニーはそれをくつがえすために『ファンタジア』を作って、アニメーションも芸術になれることを見せようとした。 日でも同様の問いは長いことあり続けたが、スタジオジブリはこの問いに真っ向から答えてみせた。宮崎駿は『天空の城ラピュタ』の企画

    少女の通過儀礼から無我の境地までも描く 『若おかみは小学生!』がもたらす極上の映画体験
  • 西野七瀬、乃木坂46の“希望”から“絶対的エース”に至る軌跡 7年間で遂げた飛躍を辿る

    ティッシュ配りをして泣き、太った鳩が好きというエピソードを話しながら泣いていた西野七瀬。そのイメージが変わったのは、4thシングル『制服のマネキン』から5thシングル『君の名は希望』にかけてだろう。 西野七瀬 1stフォトブック『わたしのこと』 「制服のマネキン」で選抜の中心メンバーである七福神から漏れた西野は“入れ替わったメンバーが自分だけだ”という葛藤の中で、自分の気持ちを表に出すパフォーマンスができるようになった。『君の名は希望』でも福神入りは果たせなかったが、MV「君の名は希望 DANCE&LIP ver.」の最後にタイトルが出て、西野のナチュラルな笑顔が映し出された時、ひとつの希望が生まれたと感じたファンは多かったはずだ。 「君の名は希望 DANCE&LIP ver.」を撮影した丸山健志監督は「歌詞を理解したいい表情をしていたので、想定以上にリップシーンが増えたんです。なんでこん

    西野七瀬、乃木坂46の“希望”から“絶対的エース”に至る軌跡 7年間で遂げた飛躍を辿る
  • 乃木坂46はこれからどこへ向かう? 6thアニバライブからグループの“存在意義の変化”を紐解く

    乃木坂46が毎年恒例にしているバースデーライブは、6回目を迎える今年、これまでと大きく様相を変えた。7月6~8日に明治神宮野球場と秩父宮ラグビー場の2会場を用いて行なわれた『真夏の全国ツアー2018 ~6th YEAR BIRTHDAY LIVE』が示したのは、これまで「内向きのお祝い」としての要素を多く含んでいたバースデーライブを、いわば「外向きのお祭り」へと作り変えてゆくような進化だった。 従来のバースデーライブは、ライブ開催時点までのリリース楽曲すべてをパフォーマンスするコンセプトのもとに組み立てられてきた。それこそが乃木坂46のバースデーライブのアイデンティティであったし、ひとつのライブを通じてグループの歴史を幾度も追体験するその企画には、特有の達成感と貴さがあった。 ただし同時に、それはどこまでも内向きの歴史をたどるという性格を持ち続ける。披露する楽曲数は年を追って必然的に増加し

    乃木坂46はこれからどこへ向かう? 6thアニバライブからグループの“存在意義の変化”を紐解く