著者:木越 治,勝又 基出版社:国書刊行会装丁:単行本(488ページ)発売日:2018-11-22 ISBN-10:4336063206 ISBN-13:978-4336063205 内容紹介: 秋成や庭鐘、西鶴、綾足をはじめとして、漱石、鏡花、秋聲、そしてポオやボルヘス、ラヴクラフトなどを題材に、気鋭の近世・近代文学研究者たちが、《怪異》がいかに読まれ書かれてきたかを、これまでにない視点から解き明かす! 文学表現としての《怪異》の姿に迫る一冊本書は、日本の近世から近代にかけての怪異小説や怪異の表現について、「読む」「書く」の双方から迫ろうとしたものである。 怪異は作者だけのものではない。「読む」という行為を通じて、多くの人々に開かれたものとなる。現代の我々が持つ印象とは別の怖さを、当時の読み手は感じていたかもしれない。また、優れた読み手によって、数百年にわたって埋もれていた作品の真の姿が