イタリアのベルルスコーニ元首相(80)は、12日付の伊紙コリエレ・デラ・セラのインタビューで、米国のトランプ次期大統領(70)について「事業家としての私の物語はトランプとはかなり違うが、いくつかの明らかな類似点がある」と語った。 両氏は、失言や派手な女性関係、事業家からの政界進出など「類似性」が多いとソーシャルメディアなどで話題になっており、2人の名前を組み合わせた造語「トランポスコーニ」や、合成写真も出回っている。 今も野党の党首を務めるベルルスコーニ氏は、トランプ氏の当選について「古い政治体制にうんざりした全ての米国人に選ばれた」と話し、そうした人たちは既存の政治家たちの言うことに聞く耳を持たなくなっていたと分析。また「米国人がトランプを選んだのだから、彼に仕事をさせよう。大統領は何をするかで判断される」と語った。 ベルルスコーニ氏は、トランプ氏と直接会ったことはないという。(ローマ=