1962年宮崎県生まれ。東京大学法学部卒業。1987年NHKに記者職で入局。東京社会部、大阪府警キャップ・ニュースデスクなどを歴任。著書『安倍官邸vs.NHK 森友事件をスクープした私が辞めた理由』(文藝春秋)がベストセラーとなった。
ジャーナリズム・文化 大阪唯一の地方紙『大阪日日新聞』 一世紀の歴史、力尽きて終焉 相澤冬樹・ジャーナリスト|2023年6月25日7:00AM 森友スクープに対する読者からの反響を報じた『大阪日日新聞』2020年3月22日付 歴史ある新聞が息絶えんとするのを私たちは目の当たりにしている。 『大阪日日新聞』は大阪市と周辺地域を配達エリアとする。明治時代の1911年に創刊された『帝国新聞』に端を発し、戦後長らく夕刊紙としてヤクザ情報を得意とした。2000年、鳥取市に本社を置く新日本海新聞社に買収され、日刊紙に姿を変えた。 新日本海新聞社社主の吉岡利固氏(昨年94歳で死去)には成算があったのだろう。大阪国税局の調査官から紳士服業界に転じ、鳥取エフワン(現・グッドヒル)の社長に就任。その後、1976年に経営難で休刊に追い込まれた『日本海新聞』を買収し、鳥取県の地元紙として見事に立て直した実績がある
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報道界は軍隊がお好き。30年以上、日本で報道の仕事に携わってきて、つくづくそう感じる。 我々、報道の人間は、特定の持ち場を持たず機動的に動く記者のことを「遊軍」と呼ぶ。事件・事故・災害となると血が騒ぐ。「いくさだ!」一朝事あらば現場に「前線本部」を設け、「前線」に記者を送り込む。その記者のことをしばしば「兵隊」と呼ぶ。「兵隊が足りん! 他社に負けるぞ!!」と叫べば、後方から「援軍」を送り込む。前線の部隊を支える物資補給は「兵站」だ。最近は「ロジ」と呼ぶことも多いが、要するに英語のロジスティクスで軍事用語であることに変わりはない。記者クラブに配置される記者のトップは「一番機」。次いで「二番機」「三番機」。旧日本軍よろしくの三機編隊で敵との闘いに挑む。その敵とは、取材先ではなく、同業他社である。 報道界は軍隊で男社会 私が記者になりたてのころ、某新聞社の中堅記者が「今日は全舷だ」と言った。「そ
森友事件 「悲恋の仇討ち物語」を「政治」から切り離そう 「安倍政権への是非」は棚上げして、まずは真相究明を 相澤冬樹 大阪日日新聞記者 書店を訪れると、まず新刊本のコーナーに目が行く。赤木雅子さんとの共著『私は真実が知りたい 夫が遺書で告発「森友」改ざんはなぜ?』が置いてあるかどうかが気になるんだ。多くの書店さんは、注目本のコーナーで平積みしてくれている。ありがたい。そして、隣には必ずと言っていいほど、『女帝 小池百合子』が並んでいる。いや、注目度から言えばはるかにあちらが上だから、『女帝 小池百合子』の隣にその半分くらいのスペースで『私は真実が知りたい』が置いてあると言うべきなんだろう。 夫を殺したのは朝日新聞か、財務省か 赤木雅子さんを知らない? まだまだ知名度が足りないなあ。大方の日本人にとって「まさこさん」といえばまず「皇后雅子さま」だろう。次に歌手の森昌子さん。字は違うけど読みは
マスコミ不信のなかでなぜ相澤冬樹記者は支持されるのか 森友事件の真相に迫る新刊『私は真実が知りたい』 神田桂一 フリーライター 7月某日、神保町は雨だった。午後6時30分。待ち合わせ時間にはまだ早い。てくてくと歩いて東京堂書店まで向かい、ノンフィクションコーナーでヒマを潰しながら、目的地の洋食屋へは待ち合わせ時間、午後7時の5分前に到着した。しかしすでに全員揃っていた。僕が挨拶をして席に座ると向かいには、今をときめくジャーナリストが座っていた。NHKを退社して現在は大阪日日新聞に在籍する相澤冬樹記者である。 相澤記者は先ほど、赤木雅子さんと共著の新刊『私は真実が知りたい 夫が遺書で告発「森友」改ざんはなぜ?』を校了してきたところだと言って、少し興奮ぎみだった。赤木雅子さんは、森友学園への国有地売却に絡む公文書の改ざんを強いられたという手記を残し、自死した財務省近畿財務局職員の赤木俊夫さんの
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幸せそうな街で幸せではない人 きのう17日のお昼、東京都内のとある駅前。私は赤木昌子さん(仮名)と待ち合わせていた。森友事件で公文書の改ざんを上司に強要され、自ら命を絶った財務省近畿財務局の上席国有財産管理官、赤木俊夫さん(享年54歳)の妻だ。会うなり昌子さんはしみじみと口にした。 「ここって幸せそうな街ですね」 確かに、そこは閑静な住宅街に近く、駅前商店街は家族連れの姿が多い。夫を亡くし、子どももいない昌子さんには辛く感じられるのかもしれない。「そうですね、そういう場所ですね」と答えると彼女は続けた。 「この幸せそうな街に住んでいる佐川さんは、きっともう幸せではないんでしょうね…」 「佐川さんもかわいそう」 佐川さんとは、元財務省理財局長で元国税庁長官の佐川宣寿氏。昌子さんは夫の死を巡り、佐川氏と国を相手に裁判を起こすつもりだ。その前に、一度佐川さんの自宅を見てみたいと望んだのだ。 私た
森友学園をめぐる財務省の公文書改ざん事件に関連し、2018年3月7日に自ら命を絶った財務省近畿財務局管財部の上席国有財産管理官・赤木俊夫さん(享年54)が、死の直前、決裁文書の改ざんの経緯を詳細に記した「手記」を遺していたことがわかった。 大阪日日新聞記者で、森友学園問題を当初から取材し続けている相澤冬樹氏が遺族から「手記」全文、および関連する手書きのメモの提供を受けた。 「手記」と題されたA4で7枚の文書は、自殺当日まで書かれていたとみられ、「すべて、佐川理財局長の指示です」「美並近畿財務局長に報告したと承知しています」など、当時の財務省、および近畿財務局の幹部らの言動について実名で詳細に綴られている。また「財務省が国会等で真実に反する虚偽の答弁を貫いている」などと同省の対応を強く批判しており、赤木氏自身、そうした不法行為に加担させられて心身ともに苦しんだ様子もつぶさに記されている。 「
安倍官邸に協力するNHKの「共犯者たち」 森友報道で局長賞をとった後に記者を外され、NHKを辞め、内幕本を出した思い 相澤冬樹 大阪日日新聞論説委員・記者、元NHK記者 記者は取材できないのが最大の苦痛 「記者は取材できないのが最大の苦痛」 韓国映画「共犯者たち」に出てくる言葉だ。 保守政権がテレビ局の人事に介入し、報道を思い通りに操った実態を描くドキュメント。韓国の公共放送=KBSの調査報道チームは、政権に不都合な事実を報じていたが、解体され、記者たちは取材職を外されて非制作部門へ異動させられる。 チームを率いていた人物が語る。「記者が現場を離れたら取材できない。最大の苦痛です」 調査報道チームが解体されて、韓国KBSでは何が起きたか? 権力批判の番組が廃止され、大統領広報番組が生まれたと映画は描く。その名も「こんにちは 大統領です!」。大統領本人がカメラに向かって「こんにちは、大統領で
NHKが“森友スクープ記者”告発本に卑劣攻撃! 圧力暴露を「虚偽」「ルール違反」とイチャモン恫喝、内部では口止め会議 あの“森友スクープ記者”相澤冬樹氏が上梓した著書をめぐり、さっそく、古巣のNHKが“攻撃”を展開し始めた。 本サイトでも“NHKの政権忖度人事”とお伝えしたように、相澤氏はNHKの記者として森友問題発覚当初から継続して取材にとりくみ、スクープを連発してきた敏腕記者。ところが今年5月の局内人事の内々示で、本人の「記者を続けたい」という希望を無視するかたちで考査部への異動を告げられ、8月にNHKを退社。現在は大阪日日新聞に転職し、記者活動を続けている。 その相澤氏が、今月13日、森友問題をめぐるNHK内部の“圧力”などを暴露したノンフィクション本『安倍官邸vs.NHK 森友事件をスクープした私が辞めた理由』(文藝春秋)を出版したのだが、これに対して、NHKは19日の定例会見で、
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